カタカムナとは?不思議な文字と80首のウタヒはどこから来たの?

丸い文字が、渦巻きのように並んでいる。

漢字でも、ひらがなでも、カタカナでもない。

そんな不思議な図を見たことはありませんか?

それは「カタカムナ文字」と呼ばれているものかもしれません。

カタカムナについて調べてみると、いろいろな説明が出てきます。

「日本の超古代文明が残した文字」

「宇宙の仕組みを伝える言葉」

「一つひとつの音に特別な意味がある」

……なんだか、ものすごい話ですよね(笑)。

でも、ちょっと気になることがあります。

そもそも、どうやって古代の文字だとわかったのでしょうか?

そして、宇宙の仕組みを表しているという説明は、どこから生まれたのでしょう。

今回は、カタカムナの文字や80首のウタヒ、現代に伝わった経緯、古代起源について確認できることを整理していきます。

さらに、最後にはもう一つの不思議を考えてみましょう。

同じ文字を見ているはずなのに、その説明が変わるだけで、私たちの感じ方まで変わるのはなぜなのでしょうか。

目次

カタカムナとは?どんな文字や思想なの?

カタカムナとは、独特の図象文字と「カタカムナウタヒ」と呼ばれる80首の歌を中心に伝えられている文献・思想体系です。

円や線などを組み合わせた文字が使われ、円形や渦巻き状に配置された図が知られています。

特徴として挙げられるのは、次のようなものです。

  • 円や線などを組み合わせた独特の図象文字がある
  • 文字が渦巻き状に並べられた図がある
  • 「カタカムナウタヒ」と呼ばれる80首の歌が伝えられている
  • 一つひとつの音に意味があるという解釈がある
  • 「現象」と「潜象」という独自の概念が使われている
  • 自然や生命、宇宙の働きを説明するものとして解釈されている

ここで面白いのは、単に見慣れない文字があるだけではないということです。

文字の形、並び方、音の響き。

それらに意味を見いだし、世界の仕組みを読み解こうとする体系になっています。

私たちは普段、文字を情報を伝えるためのものとして使っていますよね。

ところがカタカムナでは、文字の形や音そのものにも、特別な意味があると考える人たちがいます。

文字から宇宙の仕組みまで読み解こうとするなんて、なかなか壮大な発想です(笑)。

では、この考え方は、いつから伝わっているのでしょうか。

カタカムナを現代に伝えた楢崎皐月とは?

カタカムナの歴史を調べると、必ずといっていいほど登場する人物がいます。

楢崎皐月(ならさき さつき/こうげつ)です。

楢崎は1899年生まれの電気技術者で、自然界の電気現象などに関心を持っていた人物です。

カタカムナの関係者による資料には、楢崎が不思議な巻物と出会った経緯が紹介されています。

山の中で出会った謎の人物と巻物

関係者による説明では、1949年、楢崎は兵庫県の六甲山系で大地の電気に関する調査を行っていました。

その際、平十字(ひらとうじ)と名乗る人物に出会ったとされています。

その人物が持っていたのが、見慣れない文字で書かれた巻物。

楢崎は、その巻物を書き写すことを許されたと伝えられています。

そこに書かれていたとされるのが、カタカムナの文字と80首のウタヒでした。

山の中での調査。

突然現れた人物。

謎の文字が書かれた巻物。

……なんだか冒険小説の始まりみたいですよね(笑)。

ただし、一つ区別しておきたいことがあります。

これは、カタカムナの関係者によって伝えられている発見の経緯です。

1949年の出会いそのものや、巻物が古代に作られたということが、独立した歴史資料によって確認されているわけではありません。

つまり、「そういう話が伝わっている」ということと、「古代の巻物だったと証明された」ということは別なのです。

この違いは、カタカムナの起源を考えるうえで重要になります。

カタカムナウタヒの80首とは?

カタカムナには、「ウタヒ」と呼ばれる80首の歌が伝えられています。

歌といっても、現在の流行歌のようなものではありません。

独特の音の連なりによって表され、それぞれの音や言葉に意味を見いだす解釈が行われています。

例えば、第5首には「ヒフミヨイ」という音の並びが登場します。

カタカムナを解釈する人たちの中には、こうした音の配列を数字や自然の働きと関連づけて考える立場があります。

また、ウタヒには『古事記』に登場する神々の名前と共通する音列も見られ、それらの関係を研究する人たちもいます。

文字の並びや音から、古い日本語や神話、自然の仕組みまで考えていく。

こうした広がりも、カタカムナに興味を持つ人がいる理由の一つなのでしょう。

なぜ80首あるの?

ところで、なぜ80首なのでしょうか。

カタカムナの解釈では、80首全体を一つの体系として捉える立場があります。

それぞれのウタヒを独立して読むだけでなく、前後の歌とのつながりから意味を読み解こうとするものです。

ただし、なぜ80首という構成になったのかについて、古代の成立事情を歴史的に確認できる資料があるわけではありません。

現在伝えられている80首という構成と、それが古代にどのように成立したのかという問題は別です。

ここでも、「今あるものがどうなっているか」と「それがいつ、どのように生まれたか」を分ける必要があります。

一つひとつの音に意味があるの?

カタカムナの解釈には、一つひとつの音に基本的な意味があると考えるものがあります。

例えば、「カ」「タ」「ム」「ナ」という音。

普段の日本語では、単語や文の中で音が組み合わさって意味を伝えます。

でも、カタカムナの一部の解釈では、それぞれの音にも宇宙や生命の働きに関わる意味があると説明されています。

では、その意味は、どのように決まったのでしょうか。

ここが興味深いところです。

現在のカタカムナの解釈には複数の立場があり、音ごとの意味やウタヒ全体の読み方が、必ずしも一致していません。

同じ音の並びから、異なる説明が生まれることもあります。

例えば、吉野信子氏は、48音それぞれに意味を見いだす独自の解釈方法を体系化しています。

ただし、その解釈が古代から受け継がれた唯一の意味であると確認されたわけではありません。

音そのものと、その音にどのような意味を見いだしたのかは、分けて考えられるのです。

ちなみに、人間が音から印象や意味を感じる現象については、言語学や心理学でも研究されています。

こちらの記事では、音の響きとイメージの関係を、別の角度から紹介しています。

→ カタカムナの音には意味がある?「ブーバ・キキ」と音象徴から考える言葉の不思議

宇野多美恵と『相似象』|カタカムナはどう広まった?

楢崎皐月と並んで、カタカムナの歴史で重要なのが、宇野多美恵(うの たみえ)です。

宇野は楢崎の考え方を受け継ぎ、カタカムナに関する資料の整理や解釈に関わりました。

そして、1970年10月に『相似象(そうじしょう)』という研究誌が創刊されています。

「相似象」は、さまざまな自然現象の間に見られる共通性や、似た構造などを重視する独自の考え方と関係しています。

この『相似象』という研究誌については、実際の書誌資料を確認できます。

国立国会図書館には、1970年10月の第1号から2004年11月の第16号までの刊行記録があります。

また、国立情報学研究所のCiNii Booksにも、創刊号の記録が掲載されています。

これは重要なことです。

なぜなら、カタカムナに関する研究や説明が、近現代にどのような形で公表されていたかを確認できるからです。

ただし、ここにも区別があります。

『相似象』が1970年に刊行されていたことは確認できます。

でも、それによって、そこに書かれたカタカムナの古代起源説が証明されるわけではありません。

資料が存在することと、資料に書かれている内容が歴史的事実であることは、別なのです。

参考資料:

カタカムナは本当に超古代の文字なの?

さて、最初の疑問に戻りましょう。

カタカムナは、本当に数千年、数万年前に使われていた文字なのでしょうか。

この問いを考えるために、ちょっと身近な例を使ってみます。

ある人が、こんな話をしたとします。

「祖父から500年前の手紙を見せてもらったんです」

その人は、手紙の文章をノートに書き写しました。

そして、後にそのノートを本にして出版しました。

さて、ここで何がわかるでしょうか。

本が出版されたことは、出版記録から確認できるでしょう。

ノートが残っていれば、そこに書かれている文章も確認できます。

でも、それだけで元の手紙が500年前のものだったとわかるでしょうか。

元の手紙そのものが残っているのか。

その紙や筆跡から年代を調べられるのか。

ほかの歴史資料と照合できるのか。

そうした検証が必要になります。

カタカムナについても、これと似た区別が必要です。

今、確認できること

近現代にカタカムナに関する研究誌や書籍が刊行されていたことは、書誌資料から確認できます。

楢崎皐月や宇野多美恵が、カタカムナの解釈や紹介に関わったという経緯も、関係資料や出版記録からたどることができます。

つまり、カタカムナに関する文献や思想体系が近現代に存在し、伝えられてきたことは確認できます。

まだ確認できていないこと

一方で、カタカムナ文字が超古代に使われていたという主張については、別の検証が必要です。

例えば、次のような証拠です。

  • 年代を確認できる古代遺跡から、カタカムナ文字が出土しているか
  • 原本とされる資料が残っており、その材質や年代を調査できるか
  • カタカムナ文字の使用を示す、独立した古代の記録があるか
  • ほかの史料や考古学的発見と照合できるか

今回確認した公開資料の範囲では、カタカムナ文字が超古代に使われていたと確定できる独立した考古学的証拠は確認できませんでした。

そのため、カタカムナが超古代文明の文字であるという説明を、確認済みの歴史的事実として扱うことはできません。

もちろん、だからといって、すべてが誰かの創作だったとまで確定できるわけでもありません。

どちらにしても、証拠に応じた判断が必要です。

ここで面白いのは、「古代のものだ」と聞いたときと、「古代のものかどうかは確認されていない」と聞いたときで、カタカムナの印象が変わる人もいるということです。

その話は、後ほどもう少し掘り下げてみましょう。

『古事記』とカタカムナは何が違うの?

ここで、日本の古い伝承を記した『古事記』と比べてみましょう。

『古事記』は、712年に成立したと考えられている日本の古典です。

現在確認できる写本は成立当時の原本ではありませんが、後世に書き写された複数の資料が伝わっています。

また、古い日本語の特徴や、ほかの歴史資料なども手がかりとして研究が行われています。

一方、カタカムナの伝承では、1949年に楢崎が巻物を書き写したという経緯が中心になっています。

この二つでは、文献の来歴や、成立年代について確認できる証拠の状況が異なります。

ただし、ここで誤解してはいけないことがあります。

『古事記』が古い文献として確認できることと、『古事記』に書かれた神話がすべて実際に起きた出来事であることは別です。

例えば、神々が登場する物語が古代の文献に記されているからといって、神々の行動が歴史的な出来事として証明されたことにはなりません。

つまり、

文献が存在すること。

その文献がいつ作られたのか。

文献に書かれている出来事が事実なのか。

この三つは、別々に考えられます。

同じように、カタカムナと『古事記』に共通する音や神名が見られたとしても、それだけで一方がもう一方の起源だと確定することはできません。

共通点は研究する手がかりになりますが、歴史的な関係を立証するには、さらに資料を調べる必要があるのです。

参考:

→ 『古事記』では世界はどう始まった?最初の神々と『創世記』の天地創造の違い

カタカムナの「潜象」と「現象」とは?

カタカムナについて学んでいると、「潜象(せんしょう)」という言葉に出会うことがあります。

あまり聞き慣れない言葉ですよね。

カタカムナの関係者による思想体系では、私たちが目で見たり、触れたりして認識できる世界を「現象」として捉えます。

そして、その背後にある、直接目には見えない根源的な働きを「潜象」として説明します。

目に見える世界と、目には見えない働き。

この二つの関係から、生命や自然、宇宙の仕組みを説明しようとする考え方です。

ここで、少し考えてみましょう。

私たちは、目に見えるものだけを頼りに世界を理解しているのでしょうか。

例えば、電気や磁場そのものを、普段から目で見ているわけではありません。

それでも、電気や磁場が存在することは、測定や実験によって確かめられています。

ただし、科学で測定できる電気や磁場と、カタカムナで説明される「潜象」は同じ概念ではありません。

カタカムナの潜象についての説明が、そのまま現代物理学で証明された理論になるわけでもありません。

目に見えないものについて考えることと、その存在や性質を実証することは別です。

思想として興味を持つこともできるし、それが科学的に確認されているかを考えることもできます。

どちらか一方しか選べないわけではありません。

カタカムナを唱えると、本当に何か変わるの?

カタカムナについて調べていると、ウタヒを唱えることによって何かが変わったという体験談も見かけます。

「気持ちが落ち着いた」

「元気になった」

「運気が変わった」

では、カタカムナの音には、特別な力があるのでしょうか。

ここでも、ちょっと考えてみたいことがあります。

例えば、ある人がウタヒを唱えて、気持ちが落ち着いたとします。

その人が心地よさを感じたという体験と、なぜその体験が起きたのかという説明は別です。

ゆっくり声を出したことが関係しているかもしれません。

呼吸の変化が関係しているかもしれません。

音を繰り返すことや、そこに込めた意味が関係している可能性もあります。

実際にどの要因が関わったのかは、個人の体験談だけでは判断できません。

また、カタカムナ固有の特別な力によるものだと主張するなら、その効果をほかの条件と比較して検証する必要があります。

ここで大切なのは、体験したことを否定する必要はないということです。

同時に、体験したことと、その原因についての説明は同じではありません。

これは、実はカタカムナに限った話ではありません。

私たちは日常でも、何かが起きると、その理由を考えて説明しようとします。

ところが、その説明が本当に正しいのかどうかは、また別の問題なのです。

同じ文字なのに、説明が変わると印象も変わる?

さて、ここからは、そとがわメソッドの視点で少し遊んでみましょう。

今、あなたの目の前に、渦巻き状の不思議な文字があるとします。

何も説明されなければ、

「なんだろう、この模様?」

と思うかもしれません。

では、そこに一つ説明を加えてみます。

「これは、数万年前の文明が残した神聖な文字です」

どうでしょう。

なんだか、すごいものを見ている気がしてきませんか?

では、もう一つ説明を追加します。

「この文字には、宇宙の秘密が隠されているんですよ」

おおお……。

急にものすごい話になりました(笑)。

では、ここで説明を変更してみます。

「実は、その模様、昨日私がノートに落書きしたものなんです」

……えっ?(笑)

さっきまで感じていた神秘的な雰囲気は、どこへ行ってしまったのでしょうか。

もちろん、これは説明によって受け取り方が変わることを考えるための仮の例です。実際のカタカムナの由来について述べているわけではありません。

ここで見てほしいのは、もっと単純なことです。

目の前にある模様は、最初から一度も変わっていないのです。

変わったのは、その模様についての説明だけです。

それなのに、驚いたり、感動したり、がっかりしたり。

感じ方が大きく変わることがあります。

面白いですよね。

私たちは、目の前のものをそのまま見ているつもりでも、そこに加えられた情報や意味と一緒に受け取っていることがあるのです。

そとがわメソッドでは、こうした人間の認識の仕組みを観察していきます。

「古代の本物であってほしい」と思うのはなぜ?

もう少し考えてみましょう。

例えば、カタカムナが古代の文字だと聞いて、強く魅力を感じた人がいるとします。

「こんなにすごいものが、何千年も前から存在していたなんて!」

その人にとって、とても感動的な発見だったのかもしれません。

ところが、後から古代の文字であることはまだ証明されていないと知りました。

そのとき、どんな反応が起きるでしょうか。

「そうなんだ。もっと調べてみたい」

と思う人もいるでしょう。

「なんだ、がっかり」

と感じる人もいるかもしれません。

あるいは、

「そんなはずはない!絶対に古代からあったはずだ!」

と思う人もいるかもしれません。

ここで、もう一つ面白い問いを向けることができます。

なぜ、古代のものである必要があったのでしょうか?

古いものほど価値があると思っていたから?

誰も知らない秘密を知ったことが嬉しかったから?

大切にしてきた考え方が揺らぐのが嫌だったから?

もちろん、答えは人によって違います。

そもそも、古代のものではないとわかっても、何も困らない人だっているでしょう。

ここで注目したいのは、自分の中に何かを守ろうとする反応が起きていた場合です。

例えば、「この文字には特別な価値がある」という思いが、自分にとって大切だったとします。

その説明が揺らぐことで、残念さや不安、抵抗が生まれることもあるでしょう。

すると今度は、その反応に対して、

「そんなものを信じた自分は馬鹿だった」

と考える人もいるかもしれません。

ここで起きていることを分けてみます。

最初に、カタカムナについての情報があった。

そこに「特別で価値がある」という意味が加わった。

新しい情報を聞いて、がっかりした。

さらに、「信じた自分が悪かった」と、自分を評価し始めた。

最初の情報への反応に、さらに反応が重なっているのです。

そとがわメソッドで面白いのは、こうした反応を「やめなければいけないもの」として扱わないところです。

なぜ、そう感じる必要があったのか。

なぜ、その説明を守りたくなったのか。

なぜ、がっかりした自分まで否定したくなったのか。

その仕組みを知っていくことができます。

反応を正そうとするのではなく、反応が生まれる仕組みを見ていく。

すると、自分でも気づかなかった意味づけや、大切にしていた前提が見えてくることがあります。

「信じない」と「否定する」は同じこと?

ここでもう一つ、興味深い違いがあります。

例えば、誰かが、

「カタカムナは数万年前の文字なんですよ」

と教えてくれたとします。

そのとき、

「その年代を確認できる証拠はあるのかな?」

と思うことがあります。

一方で、

「そんなものを信じる人はおかしい」

と考える人もいるかもしれません。

この二つは、同じでしょうか。

前者は、説明が事実なのかどうかについての疑問です。

後者は、その説明を信じている人自身への評価です。

つまり、ある主張に同意しないことと、その主張を信じる人を否定することは別なのです。

これは、自分自身に対しても同じことが言えます。

ある説明が間違っていたとわかったとしても、それを信じていた自分の人格まで否定する必要があるでしょうか。

事実についての判断と、人間への評価は分けることができます。

そして、信じていた理由や、否定したくなった理由にも、人間の認識や反応の仕組みが関わっているかもしれません。

そう考えると、誰かの考え方を知ることも、自分の考え方を知ることも、なかなか面白いものです。

不思議なものは、不思議なまま楽しんでもいい

さて、ここまで読んで、

「結局、カタカムナは本物なの?違うの?」

と思った人もいるかもしれません(笑)。

でも、そもそも何を「本物」と呼んでいるのでしょうか。

カタカムナの文字や文献が現在存在することなら、確認できます。

古代に使われていた文字なのかということなら、年代や来歴についての検証が必要です。

ウタヒを唱えて心地よくなるかどうかなら、個人の体験の話です。

特別な物理的・医学的効果があるのかということなら、科学的な検証の話になります。

実は、「本物なのか?」という一つの質問の中に、いくつもの違う問いが含まれているのです。

それらを分けてみると、

「文字の形が面白い」

「不思議な歴史をもっと調べてみたい」

「音の響きが好き」

「古い日本の思想との関係が気になる」

「どうして人間は、そこに特別な意味を感じるんだろう」

と、いろいろな楽しみ方が見えてきます。

何かを楽しむために、そのものについて語られている説明を、すべて事実だと信じなければならないわけではありません。

また、疑問を持つことと、そのものの価値を否定することも違います。

そして何より面白いのが、そのものを見ている私たち自身の認識です。

同じ模様でも、説明によって印象が変わる。

同じ情報でも、人によって感じ方が違う。

その違いに気づくと、今まで当たり前だと思っていたものにも、いろいろな発見が生まれます。

不思議なのは、カタカムナだけではないのかもしれません。

それを見ている人間も、なかなか不思議な生き物なんですよね(笑)。

よくある質問

Q. カタカムナとは何ですか?

カタカムナとは、円や線を組み合わせた独特の図象文字と、「カタカムナウタヒ」と呼ばれる80首の歌を中心に伝えられている文献・思想体系です。

古代日本の文明や宇宙の仕組みを伝えるものとして解釈する人たちがいますが、その古代起源は歴史的に確定していません。

Q. カタカムナ文字は本当に古代の文字ですか?

現在確認した公開資料の範囲では、カタカムナ文字が超古代に使われていたと確定できる独立した考古学的証拠は確認できませんでした。

楢崎皐月が巻物を書き写したという伝承と、古代に文字が使用されていたことの立証は別です。

Q. カタカムナウタヒの80首とは何ですか?

独特の図象文字や音列で伝えられる80首の歌です。

自然や生命、宇宙の働きなどを表していると解釈する人たちがいますが、その読み解き方には複数の立場があります。

Q. 楢崎皐月と宇野多美恵は何をした人ですか?

楢崎皐月は、1949年にカタカムナの巻物を書き写したと伝えられる人物です。

宇野多美恵は、楢崎の考え方を受け継ぎ、研究誌『相似象』などを通してカタカムナに関する解釈を広めた人物です。

Q. カタカムナの「潜象」とは何ですか?

関係者の思想体系で、目に見える「現象」の背後にある根源的な働きを説明するために使われる概念です。

現代物理学で実証された特定の物理現象と同じものだと確認されているわけではありません。

Q. カタカムナを唱えると特別な効果がありますか?

心が落ち着くなどの体験をする人はいるかもしれません。

ただし、その体験がカタカムナ固有の特別な力によるものだと結論づけるには、別途科学的な検証が必要です。

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参考資料


同じものを見ているのに、どうして世界の見え方が変わるの?

カタカムナの文字は何も変わっていないのに、説明が変わるだけで、感じ方まで変わることがある。

実は、私たちは日常でも似たようなことを繰り返しています。

人間は、出来事を受け取り、そこに意味を付け、その意味に反応します。

さらに、その反応に対しても意味を付けることがあります。

そとがわメソッドでは、こうした人間の認識と反応の仕組みを、身近な例から見ていきます。

何かを直したり、無理に前向きになったりするためではありません。

自分がどんなふうに世界を受け取り、どんな意味を付けているのか。

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この記事を書いた人

そとがわメソッド開発者。心理学・自己啓発・潜在意識などを学んでも自己否定が終わらなかった自身の経験から、「自分を変える前に、何が起きているのかを見る」そとがわメソッドを開発。著書『自分を否定しない練習』。
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