自己啓発を学んでも変われないのはなぜ?

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自己啓発を学んでも変われないのはなぜ?

もっと前向きに考えよう。

自分を大切にしよう。

他人の目を気にしすぎないようにしよう。

自分の人生を生きよう。

行動すれば現実は変わる。

そんな言葉を、

何度も聞いてきた。

本も読んだ。

動画も見た。

講座を受けたことがある人もいるかもしれません。

そのときは、

「そうだよね」

と思う。

今度こそ変われそうな気がする。

実際に、

しばらく行動できたこともある。

以前より、

考え方が変わったところもある。

それでも、

何かが起きると、

また元の反応へ戻る。

人の顔色を気にする。

断れなくなる。

不安になる。

考え続ける。

自分を責める。

すると、

今度は、

「こんなに学んでいるのに、まだできない」

「結局、自分は変われていない」

という苦しさまで増えていく。

でも、

ここで一度分けて見たいことがあります。

何をした方がいいか知っていることと、
その場で実際にその行動を選べることは、同じではありません。

自己啓発で学ぶことが間違っているわけではない

自己啓発で語られることの中には、

日常で役立つものがたくさんあります。

考え方を変える。

習慣を作る。

行動する。

自分の気持ちを大切にする。

人との境界線を持つ。

目標を決める。

それによって、

実際に生活が変わることもあります。

だから、

自己啓発そのものが無意味、

という話ではありません。

ただ、

「何をした方がいいか分かった」ことと、
実際の場面で別の行動を選べることの間には、まだ何かがあります。

「嫌なら断っていい」と知っていても、頼まれた瞬間には別のことが起きる

たとえば、

「自分を大切にするなら、無理なことは断っていい」

と学んだ。

それは、

頭ではよく分かっている。

でも、

実際に仕事を頼まれた瞬間、

「断ったら困らせるかもしれない」

「感じが悪いと思われるかもしれない」

「評価が下がるかもしれない」

と感じる。

緊張する。

申し訳なくなる。

そして、

「大丈夫です」

と言う。

あとになって、

「また自分を大切にできなかった」

と思う。

このとき、

「断っていい」という知識が足りなかったわけではありません。

その場では、断ることについて別の意味や予測が動いていた

ということです。

「前向きに考えよう」としても、不安は先に出ることがある

悪いことばかり考えない。

ポジティブに考える。

大丈夫だと思う。

それによって、

気持ちが軽くなることもあります。

でも、

実際に相手の態度が変わった。

仕事で失敗した。

返信が来ない。

そんな場面では、

考え直すより先に、

「まずい」

「嫌われた?」

「何かした?」

と反応することがあります。

そのあとで、

「前向きに考えよう」

と思う。

つまり、

正しい考え方を知っていることより先に、反応が起きることがある。

ここを無視すると、

「分かっているのにネガティブになる自分」

だけが問題になります。

「行動すれば変わる」と知っていても、行動にはその場の条件がある

行動することが、

現実を変えるきっかけになることはあります。

応募する。

断る。

相談する。

発信する。

人に頼る。

休む。

実際に行動しないと、

変わらないこともあります。

でも、

行動できない人が、

行動の大切さを知らないとは限りません。

むしろ、

本人が一番、

「やった方がいい」

と分かっていることがあります。

それでも、

動こうとすると、

失敗したらどうしよう。

断られたらどうしよう。

迷惑をかけたらどうしよう。

今より悪くなったらどうしよう。

そんなものが出る。

すると、

動かない方が選びやすくなる。

だから、

「行動しなきゃ」

をさらに強くしても、

その場で起きていることが見えないままなら、

また同じところで止まることがあります。

正しい答えを知るほど、「できていない自分」が見えやすくなる

自己啓発を学ぶと、

理想の状態も分かるようになります。

自分軸でいる。

自分を大切にする。

他人の評価に振り回されない。

行動する。

執着しない。

前向きでいる。

すると、

今の自分を見る基準が増えます。

また人の顔色を見た。

「他人軸になっている」

また無理した。

「自分を大切にできていない」

動けなかった。

「行動力がない」

不安になった。

「まだ前向きになれていない」

最初は、

楽になるために学んだ。

でも、

いつの間にか、

理想どおりにできているかを確認するために知識を使っている

ことがあります。

「正しい自分になること」が、次の課題になることもある

前向きな自分。

自信のある自分。

断れる自分。

行動できる自分。

人の目を気にしない自分。

そうなりたいと思うことは、

何もおかしくありません。

ただ、

その状態を、

「こうなっていなければならない」

にすると、

今度は、

現在の自分との比較が始まります。

今日はできた。

今日はできなかった。

前より進んだ。

また戻った。

すると、

自分の人生が、

ずっと採点対象になります。

そとがわメソッドでは、

まず、

理想にどれだけ近づいたかではなく、

今この場面で何が起きているのか

を見ます。

ここまで読んで、

「私は正しいことを知らなかったというより、その場では別の反応が先に動いていたのかもしれない」

と思った方は、無料講座0時間目から自分の反応の仕組みを見てみてください。

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さらに「正しい生き方」を増やすためではなく、分かっているのに実際の場面では違う反応が起きる理由を見るための入口です。

方法が悪いとも、自分が悪いとも限らない

ここで、

「自己啓発は役に立たない」

と決める必要はありません。

反対に、

「ちゃんと実践できない自分が悪い」

と決める必要もありません。

たとえば、

断り方を知らない。

それなら、

断り方を学べば役立つかもしれません。

習慣を作る方法を知らない。

それなら、

方法を学ぶことが役立つかもしれません。

でも、

断る言葉は知っている。

断っていいことも知っている。

それでも、

特定の相手には言えない。

だとしたら、

次に見るのは、

さらに良い断り方だけではありません。

なぜ、この相手には断らない方が自然になっているのか。

そこを見ることができます。

「できなかった結果」だけで自分を説明しない

また断れなかった。

また動けなかった。

また人の顔色を見た。

それだけを見ると、

「私は実践できない人」

「意志が弱い」

「覚悟が足りない」

となりやすくなります。

でも、

その前を見ると、

別のものがあります。

誰から頼まれた?

何を頼まれた?

断ったら何が起きると思った?

その場で何を感じた?

現実にはどんな立場だった?

その中で、

引き受ける方が選ばれた。

こうして見ると、

問題は、

「自己啓発をちゃんと実践できない人」

だけではなくなります。

「怖くても行動する」が合う場面も、合わない場面もある

怖くてもやる。

不安でも動く。

こうした考え方によって、

一歩進めることもあります。

ただ、

すべての場面で、

「怖くてもやる」が正解とは限りません。

現実にリスクがある。

体力が足りない。

お金の余裕がない。

相手が攻撃的。

情報が足りない。

そういうこともあります。

だから、

動けないときに、

必ず、

「自分の恐怖に負けている」

と考える必要はありません。

自分の反応と、

現実の条件を、

両方見ます。

「人の目を気にしない」が正解とも限らない

人からどう思われても気にしない。

それが楽な場面もあります。

でも、

人の評価が現実に影響する場面もあります。

仕事の評価。

契約。

信頼関係。

共同作業。

だから、

人の反応を一切気にしないことが、

いつでも正解ではありません。

見るのは、

必要な情報として相手を見ることと、相手の反応によって自分の行動がほとんど決まってしまうことが同じになっていないか

です。

「気にする自分をなくす」

だけではありません。

「自分を大切にする」も、一つの正解にしすぎなくていい

自分を大切にする。

大事な考え方です。

でも、

「自分を大切にする=いつでも断る」

ではありません。

今回は引き受けたい。

誰かを助けたい。

多少無理してでもやりたい。

そういう選択もできます。

大切なのは、

特定の行動を、

「自分を大切にできている証拠」

に固定しすぎないことです。

自分の状態も、

相手との関係も、

現実の条件も見て、

その場で選ぶ。

そこには、

いろいろな答えがあります。

学んだ知識が、自分を責める言葉になっていないか

「また他人軸になっている」

「また自己肯定感が下がっている」

「また行動できていない」

「またネガティブになっている」

こうした言葉が出てきたとき、

少しだけ分けてみることができます。

今、

何が起きた?

それを、

自分はどう受け取った?

何が起きると思った?

どんな反応が出た?

そのあと、

自分に何と言った?

すると、

「また他人軸」

だけではなく、

その前後にあるものが見えてきます。

自己啓発を実践できるかどうかを、変化の唯一の基準にしなくていい

また不安になった。

また断れなかった。

また考えすぎた。

すると、

「結局何も変わっていない」

と思うことがあります。

でも、

以前は、

不安になったらそのまま全部現実だと思っていた。

今回は、

「こうなると予測して不安になっている」

と見えた。

以前は、

相手に頼まれたら即答していた。

今回は、

一度考えてから返した。

以前は、

できなかった自分を何日も責めた。

今回は、

「今、自分を採点してる」

と気づいた。

同じ反応が出ても、

そのあとまで全部同じとは限りません。

今日見るなら、「何をすべき?」より「今、何が起きている?」

次に、

「またできなかった」

と思ったとき。

すぐに、

もっと前向きに考えなきゃ。

もっと自分を大切にしなきゃ。

もっと行動しなきゃ。

と、

次の正解を足す前に、

一つだけ見てみてください。

「この場面では、実際に何が起きていた?」

誰といた?

何が起きた?

自分は、

何だと受け取った?

そのあと、

何が起きると思った?

どんな反応が出た?

何を選んだ?

現実的な条件はあった?

その場を見ると、

「正しいことを実践できなかった自分」

以外のものが見えてきます。

自己啓発を学んでも変われないなら、次の正解を増やす前に

自己啓発を学んできた。

考え方も、

行動の大切さも、

自分を大切にすることも知っている。

それでも、

実際の場面では、

同じ反応が起きる。

そんなとき、

さらに、

「どうすれば正しい自分になれる?」

を増やす前に、

その場で何が起きているのかを見ることができます。

知識として何を知っているか。

ではなく、

実際には何が起きたのか。

何を意味することになったのか。

何が起きると思ったのか。

その中で、

なぜ今の行動が選ばれたのか。

そとがわメソッドでは、

自己啓発で学んだことを否定するのではなく、

それでも終わらなかったところを、実際の出来事から見ていきます。

無料講座0時間目「分かっているのに、やめられない理由」では、

何をした方がいいかは十分分かっているのに、

実際の場面では別の反応が先に動いてしまうとき、

何を見るとその仕組みが分かりやすくなるのかを解説しています。

→ 無料講座0時間目

次の正しい答えを増やすためではなく、自分の実際の出来事の中で何が起きているのかを見るための入口としてご覧ください。


よくある質問

自己啓発は意味がないのでしょうか?

そうではありません。

考え方、

習慣、

行動方法などを学ぶことで、

実際に役立つこともあります。

ただ、

何をした方がいいかは分かっているのに、

特定の場面ではその行動を選べないなら、

知識以外のものを見る余地があります。

行動しないと結局変わらないのでは?

行動が必要な場面はあります。

この記事で言っているのは、

行動しなくていいということではありません。

なぜその場で動けないのかを見ずに、

「とにかく行動しよう」だけを重ねると、

できなかったときに自分責めが増えることがある、

ということです。

前向きに考えるのはよくないですか?

前向きな考え方によって、

気持ちが楽になることもあります。

無理にネガティブでいる必要もありません。

ただ、

不安や怖さが出たとき、

「こんなことを考える自分はダメ」

まで重ねなくても構いません。

自分を大切にするなら、嫌なことは断るべきでは?

断った方がいい場合もありますし、

自分で引き受けることを選ぶ場合もあります。

特定の行動だけを、

「自分を大切にできているかどうか」の判定基準にしなくても構いません。


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もう少し、自分の中で起きていることを見てみたい方へ

出来事そのものと、
そこについた意味。

そして、
そのあとに起きた反応。

これらを分けて見られるようになると、

「私はこういう人だから」
「また変われなかった」

と結論づける前に、

自分の中で実際に何が起きているのか

を見ることができます。

そとがわメソッドの無料講座では、

出来事・いろづけ・反応を、
日常の具体的な場面に当てはめながら順番に見ていきます。

今まで学んできたものを捨てる必要はありません。

それぞれが見ていたものを、一枚の地図で見てみませんか。

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この記事を書いた人

そとがわメソッド開発者。心理学・自己啓発・潜在意識などを学んでも自己否定が終わらなかった自身の経験から、「自分を変える前に、何が起きているのかを見る」そとがわメソッドを開発。著書『自分を否定しない練習』。
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