休んでいいと分かっているのに休めない|何もしないと罪悪感が出るのはなぜ?

疲れている。

今日はもう休んだ方がいい。

それも分かっている。

「無理しなくていい」

「休むことも大事」

「何もしない日があっていい」

そんなことも、

もう知っている。

それなのに、

いざ休もうとすると落ち着かない。

洗濯だけしておこう。

メールだけ返しておこう。

明日の準備だけしておこう。

これくらいはやっておこう。

気づけば、

休むはずだった時間にも何かをしている。

そして、

本当に何もしなかった日は、

「今日、何もできなかった」

「時間を無駄にした」

「こんなことしていていいのかな」

と罪悪感が出る。

休んでいいと分かっていることと、
実際に休めることは、
同じではありません。

「もっと上手に休まなきゃ」と考える前に、

休もうとしたとき、

自分の中で何が起きているのかを見てみます。


目次

体は休んでいても、頭の中では休んでいない

ソファに座っている。

仕事もしていない。

家事もしていない。

見た目だけなら、

休んでいます。

でも、

頭の中では、

「洗濯物たたんでないな」

「返信しなきゃ」

「明日の準備してない」

「こんなにダラダラして大丈夫かな」

「みんなはちゃんとしてるのに」

と考え続けている。

すると、

何もしないことが、

休息ではなくなってきます。

「何もしなくていい時間」ではなく、

「やるべきことをやっていない時間」

になっている。

同じように横になっていても、

自分の中で起きていることは違います。


「休む」という出来事に何がついている?

そとがわメソッドでは、

起きた出来事と、

その出来事に対して自分の中で起きたことを、

いったん分けて見ます。

たとえば、

「今日はもう何もしない」

と決めた。

ここまでを一つ置いてみる。

そのあと、

「まだやることがある」

「こんなに休んでいていいの?」

「怠けているみたい」

「あとで困るかもしれない」

「ちゃんとしていない」

と出てきた。

すると、

落ち着かなくなる。

罪悪感が出る。

結局、

何かを始める。

これを全部まとめると、

「私は休むのが苦手」

になります。

でも、

順番に分けると、

休む能力がないのではなく、
休もうとしたあとに何かが起きている

と見ることもできます。

「分かっているのに、実際の場面になるとできない」ということ自体については、こちらの記事でも扱っています。

→ 頭ではわかっているのにできないのはなぜ?「意志が弱い」では説明できない理由


罪悪感が出たからといって、本当に悪いことをしたとは限らない

休んでいると、

罪悪感が出る。

すると、

「やっぱり休んでちゃダメなんだ」

と感じることがあります。

でも、

罪悪感が出たことと、

本当に何か悪いことをしたことは、

同じではありません。

たとえば、

自分の中に、

「仕事は最後まで終わらせてから休む」

「家事を残して休んではいけない」

「人が働いているときに自分だけ休んではいけない」

「できることがあるならやるべき」

というルールがあったとします。

そのルールから外れれば、

誰にも責められていなくても、

自分の中では反応が起きることがあります。

つまり、

「罪悪感があるから休んではいけない」ではなく、
「何かのルールから外れたことで罪悪感が出た」

という見方もできます。

この「自分の中の当たり前」については、こちらの記事で詳しく扱っています。

→ 「当たり前」を守ろうとして疲れる|ルールにない義務まで背負っていませんか

既存記事でも、罪悪感が出たことと実際に義務違反をしたことは同じではなく、自分の中のルールから外れたことで反応が出る場合を分けて扱っています。


「休めない人は頑張りすぎ」は一つの説明でしかない

休めない人に対して、

「頑張りすぎだよ」

「もっと自分を大切にして」

「力を抜いて」

と言うことがあります。

それで楽になるなら、

もちろんそれでも構いません。

でも、

同じ「休めない」でも、

中で起きていることは人によって違います。

何もしない自分には価値がないように感じる人もいる。

誰かが働いているのに、

自分だけ休むことが怖い人もいる。

やることを残している状態そのものが、

落ち着かない人もいる。

あとで困ることを想像して、

今やっておいた方が安心する人もいる。

「ちゃんとしていない自分」になることが、

嫌なのかもしれない。

だから、

「休めない人は○○が原因」

と一つに決めません。

自分の場合、休もうとすると何が起きるのか。

そこを見ます。


「休まなきゃ」も新しい正解になる

疲れている。

だから、

休まなきゃ。

ちゃんと睡眠を取らなきゃ。

何もしない時間を作らなきゃ。

自分を大切にしなきゃ。

そう考えることもできます。

でも、

それが新しい正解になると、

今度は、

「今日もちゃんと休めなかった」

「また無理してしまった」

「私は自分を大切にできていない」

と、

休めなかった自分への採点

が始まることがあります。

すると、

「頑張る自分」を責めていたものが、

今度は、

「休めない自分」を責める形に変わっただけになる。

そとがわメソッドでは、

休める人になることを新しい正解にはしません。

休むこともある。

頑張ることもある。

今日はやることもある。

今日はやらないこともある。

そのとき、

自分が何を選んでいるのかを見られること。

そこを見ていきます。

「自分を大切にしよう」「自分軸でいよう」とすること自体が新しい採点になっている場合は、こちらの記事も近い内容です。

→ 「自分軸で生きよう」として疲れてしまうのはなぜ?


「なぜ休めない?」から少しずらして見る

「どうしたら休めるようになる?」

と考える前に、

少し問いを変えてみます。

「今、休んだら何が起きると思っている?」

仕事が残る。

誰かに迷惑がかかる。

あとで大変になる。

怠けている人になる。

ちゃんとしていない自分になる。

人からどう思われるか気になる。

あるいは、

特に言葉にはならないけれど、

ただ落ち着かない。

それでも構いません。

答えを先に決めず、

実際に休もうとした瞬間の自分を見る。

すると、

「休めない」という一つの問題に見えていたものを、

もう少し細かく見ることができます。

そして、

もし休まないことに何か役割があるなら、

それを無理に取り上げる必要もありません。

なぜ、その行動が必要になっているのか。

まずはそこを見ます。


無料講座で「休んでいいのに休めない」を見てみませんか?

頭では、

「休んでもいい」

「無理しなくていい」

「全部やらなくてもいい」

と分かっている。

それでも、

実際に休もうとすると、

罪悪感が出る。

落ち着かなくなる。

結局また何かを始める。

そとがわメソッド無料講座では、

頭では分かっていることと、
実際に起きる反応の間で何が起きているのか

を、出来事から順番に分けて見ていきます。

今回の記事から入るなら、

まず0時間目から全体の見方を知るのが分かりやすいです。

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「もっと上手に休める自分」になるためではなく、

なぜ今の自分には、その反応が必要になっているのかを見るための入口

としてご覧ください。


よくある質問

休めないのは完璧主義だからですか?

そうとは限りません。

完璧にやりたい人もいるかもしれません。

でも、

「人に迷惑をかけたくない」

「あとで困りたくない」

「何もしないと落ち着かない」

など、

同じ「休めない」でも、

中で起きていることは違います。

最初から原因を決めず、

休もうとしたときに、

自分には何が起きるのかを見ます。

罪悪感があっても休んだ方がいいですか?

この記事では、

休むべきか、

休まないべきかを決めません。

実際に必要な仕事や家事がある場合もあります。

見るのは、

「本当に今やる必要があること」と、

「やらないと罪悪感が出ること」が、

自分の中で同じものになっていないかです。

そこを分けたうえで、

どうするかを選べます。

休む練習をした方がいいですか?

休む練習によって楽になるなら、

それを使っても構いません。

ただ、

「休めるようにならなければならない」

が新しい正解になると、

休めなかった日に、

また自分を責めることがあります。

そとがわメソッドでは、

まず、

休もうとしたときに何が起きているのかを見ます。


関連記事

休むことに限らず、何も悪いことをしていないのに罪悪感が出る場合はこちら。

→ 何も悪いことをしていないのに罪悪感があるのはなぜ?

「休んでもいい」と頭では分かっているのに、実際の場面になると同じ行動へ戻ってしまう場合はこちら。

→ 頭ではわかっているのにできないのはなぜ?「意志が弱い」では説明できない理由

「やるべき」「これくらい当然」という、自分の中のルールが増えて疲れている場合はこちら。

→ 「当たり前」を守ろうとして疲れる|ルールにない義務まで背負っていませんか


「ちゃんと休める自分」にならなくてもいい

疲れている。

休んだ方がいいことも分かっている。

それなのに、

休もうとすると落ち着かない。

また何かを始めてしまう。

そんなとき、

「私は休むのが下手」

「また自分を大切にできなかった」

と、新しい問題を増やさなくても構いません。

見ることができるのは、

休もうとしたとき、自分の中で何が起きたのか。

やるべきことが残っていると思ったのか。

怠けているように感じたのか。

誰かに迷惑がかかると思ったのか。

あとで困ると思ったのか。

何もしない自分ではいられなかったのか。

あるいは、理由は分からなくても、ただ落ち着かなかったのか。

そして、

なぜ今の自分には「休まずに何かをする」という行動が必要だったのか。

そこを見ることができます。

休んでもいい。

今日はやることを選んでもいい。

大切なのは、「休める人」になることではなく、自分が何を選んでいるのかを見られることです。

その見方を最初から知りたい方は、無料講座0時間目からご覧ください。

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この記事を書いた人

そとがわメソッド開発者。心理学・自己啓発・潜在意識などを学んでも自己否定が終わらなかった自身の経験から、「自分を変える前に、何が起きているのかを見る」そとがわメソッドを開発。著書『自分を否定しない練習』。
詳しいプロフィールはこちら

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