見捨てられ不安がしんどい|相手の反応を確認せずにいられないのはなぜ?

返事が遅い。

いつもより文章が短い。

声のトーンが少し違う。

なんとなく、

相手が冷たい気がする。

それだけで、

胸がざわつく。

「何かしたかな」

「怒ってる?」

「嫌われた?」

「もう気持ちが離れた?」

頭では、

忙しいだけかもしれないと分かっている。

疲れているだけかもしれない。

自分とは関係ないかもしれない。

それでも、

気になる。

スマホを見る。

さっき送った文章を読み返す。

相手のSNSを見る。

以前のやり取りまで確認する。

そして、

相手からいつものような返事が来ると、

少し安心する。

でも、

また相手の反応が変わると、

同じ不安が出てくる。

「こんなことで毎回不安になるのをやめたい」

と思っているのに、

やめられない。

そんな状態を、

「見捨てられ不安」と呼ぶことがあります。


目次

見捨てられ不安を知ることで分かることもある

最初に、

分けておきたいことがあります。

この記事は、

「見捨てられ不安というものは存在しない」

という話ではありません。

これまで、

理由が分からないまま、

相手の反応に振り回されていた。

でも、

見捨てられ不安という言葉を知って、

「だから私は、こんなに相手の反応が気になっていたのか」

と理解できることがあります。

自分だけがおかしいわけではないと分かって、

少し楽になることもあるでしょう。

見捨てられ不安という説明が、

自分を見るために役立っているなら、

捨てる必要はありません。


相手の反応が変わると、一瞬で不安になる

たとえば、

いつもなら、

「おつかれー!」

と返してくる人から、

今日は、

「了解」

とだけ返ってきた。

起きた出来事は、

「相手から『了解』と返事が来た」

です。

でも、

その瞬間、

「なんか冷たい」

となる。

さらに、

「怒ってる?」

「私、何かした?」

「嫌われた?」

となる。

胸がざわつく。

落ち着かなくなる。

ここでは、

出来事だけではなく、

出来事に何かがついています。


「返事が短い」と「嫌われた」は同じではない

一度、

分けてみます。

返事が短かった。

これは、

確認できる出来事です。

そこに、

「冷たい」

「怒っている」

「嫌われた」

「離れていくかもしれない」

というものがつく。

そとがわメソッドでは、

このように、

起きた出来事と、その出来事についたものを分けて見ます。

「嫌われたと思ってはいけない」

という話ではありません。

実際に、

相手が怒っている可能性もあります。

気持ちが変わっている可能性だって、

ゼロとは言えません。

ただ、

返事が短かったという出来事と、嫌われたという結論は、同じものではありません。


不安になると、確認したくなる

「嫌われたかもしれない」

となると、

確認したくなります。

メッセージを読み返す。

相手のSNSを見る。

オンラインになっているか確認する。

「怒ってる?」

と聞く。

いつもより優しくする。

謝る理由がはっきりしないのに、

「なんかごめん」

と言いたくなる。

相手の機嫌を取る。

相手がいつもの反応に戻るまで、

落ち着かない。

こうした行動を、

「依存しているから」

「他人軸だから」

「自己肯定感が低いから」

と説明することもできます。

そとがわメソッドでは、

その前に、

なぜ今、自分にとって確認する必要があるのか

を見ます。


確認して安心することが悪いわけではない

相手に、

「怒ってないよ」

と言われた。

いつものような返事が来た。

優しくされた。

すると、

安心する。

「ああ、大丈夫だった」

となる。

確認して安心できたなら、

その行動には、

ちゃんと役割があります。

だから、

「確認しないようにしよう」

と思っても、

簡単にはやめられないことがあります。

自分にとって、

確認することで避けている何かがあるからです。


「確認しないようにする」だけでは苦しくなることもある

見捨てられ不安について調べると、

相手に確認しすぎない。

追いLINEをしない。

相手を試さない。

自分で自分を安心させる。

そんな方法を知ることがあります。

それで楽になるなら、

使うこともできます。

でも、

「確認してはいけない」

と思って、

スマホを見ないようにする。

連絡したいけれど、

我慢する。

表面では何もしていない。

それでも頭の中では、

「まだ返事が来ない」

「嫌われたかもしれない」

「でも確認しちゃダメ」

と、

ずっと相手のことを考えている。

すると、

確認という行動を止めても、確認が必要になった仕組みは残っている

ことがあります。


「私は見捨てられ不安がある」が新しい答えになることもある

相手の反応が気になる。

不安になる。

そこで、

「これは見捨てられ不安だから」

と分かる。

それによって、

自分を理解できることもあります。

でも、

その説明が、

今度は答えになることもあります。

「どうして不安なの?」

↓

「見捨てられ不安があるから」

そこで止まる。

すると、

次に考えるのは、

「どうすれば見捨てられ不安を治せる?」

になります。

そして、

原因を探す。

幼少期?

親との関係?

愛着?

過去の恋愛?

自己肯定感?

インナーチャイルド?

原因を探すことが、

役に立つこともあります。

でも、

原因が完全に分からなくても、

今この瞬間に何が起きているのかは見ることができます。


「見捨てられるのが怖い」の中にも、いろいろある

同じ、

「嫌われたくない」

でも、

人によって、

必要な理由は同じとは限りません。

嫌われたら、

一人になると思う。

嫌われたら、

自分に価値がないと思う。

嫌われたら、

関係を失うと思う。

嫌われたら、

生活が変わると思う。

嫌われたら、

自分が悪かったことになると思う。

嫌われたら、

何か取り返しのつかないことが起きると思う。

だから、

「見捨てられ不安」という名前だけでは、

まだ全部は分かりません。

その人の中で、

見捨てられることに何がついているのか

を見ることができます。


相手を確認しているようで、自分の安全を確認していることもある

「怒ってない?」

と聞く。

表面では、

相手の気持ちを確認しています。

でも、

その答えによって、

自分が安心する。

そう考えると、

確認しているのは、

相手の気持ちだけではないかもしれません。

「私は大丈夫?」

「この関係は大丈夫?」

「ここにいて大丈夫?」

それを、

相手の反応を使って確認していることがあります。

だから、

相手が安心させてくれると、

楽になる。

でも、

次に相手の反応が変わると、

また確認が必要になる。


安心できない自分を、さらに問題にしなくてもいい

見捨てられ不安について学ぶ。

自分を安心させる方法を知る。

「相手ではなく、自分で安心できるようになろう」

と思う。

それでも、

相手の反応が気になる。

すると、

「私はまだ自分で自分を安心させられない」

「依存している」

「自分軸がない」

「もっと自分を大切にしなきゃ」

となることがあります。

最初は、

相手の反応が怖かった。

そこに、

「相手の反応を気にしてしまう自分はダメ」

が加わる。

すると、

苦しさが一つ増えます。


見捨てられ不安をなくすことだけを目的にしなくてもいい

そとがわメソッドでは、

「見捨てられ不安をなくす」

ことから始めません。

不安になった。

それなら、

不安になった。

確認したくなった。

それなら、

確認したくなった。

そこから、

何が起きた?

何がついた?

何を予測した?

どんな反応が起きた?

何をしたくなった?

そして、

なぜ、それが必要になった?

と、

順番に見ていきます。


「相手を気にしない自分」を目指す話でもない

ここも、

分けておきたいところです。

「じゃあ、人の反応なんて気にしなければいい」

という話ではありません。

大切な人の反応が変われば、

気になることもあります。

本当に関係に問題が起きていることもあります。

確認した方がいい場面もあります。

そとがわメソッドでは、

確認すること自体を、

間違いにはしません。

見るのは、

なぜ今、その確認が必要なのか。

です。

そこが見えると、

確認する。

待つ。

聞く。

何もしない。

距離を取る。

話し合う。

そのときの自分が、

行動を選べる余地ができます。


「どうすれば不安にならない?」から「今、何が起きている?」へ

相手の返事が遅い。

不安になる。

確認したくなる。

そんなとき、

「どうすれば見捨てられ不安をなくせる?」

と考えることもできます。

でも、

何度対処しても、

同じところへ戻るなら。

問いを少し変えることもできます。

「どうすれば不安にならない?」

ではなく、

「今、この不安はどうやって起きている?」

を見る。

すると、

「見捨てられ不安」という一つの言葉だったものを、

もう少し細かく見ることができます。


関連するテーマ

人の顔色を確認するのをやめたいのに、反応が気になってしまう場合はこちら。

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相手の反応と、自分の中で起きたことを分けて見る

返事が遅かった。

文章が短かった。

表情が違った。

声のトーンが変わった。

そこから、

「嫌われた?」

「怒ってる?」

「離れていく?」

となった。

不安になった。

確認したくなった。

確認した。

安心した。

ここまでを、

ひとまとまりにしなくても構いません。

一つずつ分けて見ると、

自分の中で何が起きていたのかが、

少しずつ見えるようになります。

そとがわメソッドの無料講座では、

出来事と、

その出来事についた「いろづけ」、

そこから起きる反応を、

順番に分けて見ていきます。

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よくある質問

見捨てられ不安は愛着の問題なのですか?

見捨てられ不安は、愛着の文脈で説明されることがあります。現在の一般的な解説でも、不安型の愛着との関連から扱われることがあります。

そとがわメソッドでは、その説明を否定するのではなく、それとは別に「今この場面で何が起き、何がつき、どんな反応や行動が起きたのか」を見ることができます。

子どもの頃の経験が原因なのでしょうか?

過去の経験との関連を見る考え方もあります。

ただ、この記事では特定の過去の経験をすべての人の原因とは決めません。

過去を見ることと、現在の反応を見ることは、分けて行うことができます。

相手に確認しない方がいいのでしょうか?

確認すること自体を悪いとは決めません。

実際に確認した方がいい場面もあります。

見るのは、「確認したかどうか」だけではなく、なぜそのとき確認する必要があったのかです。

見捨てられ不安を治さなくてもいいということですか?

「治すべき」「治さなくていい」のどちらかを正解にする話ではありません。

そとがわメソッドでは、まず今起きている反応を問題として消そうとする前に、その反応がどのように成立し、なぜ必要になっているのかを見ます。


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まずは無料講座から

ここまで読んで、

「自分の中で何が起きているのか、もう少し見てみたい」

と思った方へ。

そとがわメソッドでは、

出来事と、

その出来事についた「いろづけ」、

そこから起きる反応を、

順番に分けて見ていきます。

何かを信じる必要はありません。

今まで学んできたものを、

捨てる必要もありません。

それぞれが見ていたものを、一枚の地図で見てみませんか。

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この記事を書いた人

そとがわメソッド開発者。心理学・自己啓発・潜在意識などを学んでも自己否定が終わらなかった自身の経験から、「自分を変える前に、何が起きているのかを見る」そとがわメソッドを開発。著書『自分を否定しない練習』。
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