自分なりに改善しているのに、人間関係が楽にならないのはなぜ?

人間関係で悩むたびに、

自分なりに考えてきた。

言い方を変えた。

相手の話を聞くようにした。

距離感も考えた。

感情的にならないようにした。

自分を大切にすることも学んだ。

境界線についても知った。

相手に期待しすぎないようにもした。

前より、

できることは増えた。

それなのに、

なぜか人間関係が楽にならない。

また似たようなことで疲れる。

また相手の反応が気になる。

また、

「私の何が悪かったんだろう」

と考える。

そして、

新しい改善点を探す。

でも、

ここで一度見てみたいことがあります。

人間関係で問題が起きるたび、
自分だけを修正対象にしていないでしょうか。

目次

人間関係で困ると、まず自分を変えようとする

相手とぎくしゃくした。

「言い方が悪かったかな」

嫌な顔をされた。

「もっと配慮した方がよかった?」

頼まれて断れなかった。

「境界線がまだ弱いのかな」

相手の機嫌が気になる。

「人の顔色を気にしないようにしなきゃ」

自分の中に、

直せそうなところを探す。

そして、

次は違う対応をしようとする。

これは、

自分ができることを考えるという意味では、

自然なことです。

でも、

人間関係は、

自分一人で作っているわけではありません。

自分が変われば、関係も変わるとは限らない

伝え方を変えた。

相手に合わせすぎないようにした。

必要なことは伝えた。

以前より冷静に話せた。

それでも、

相手が怒ることがあります。

不機嫌になることもある。

理解してもらえないこともある。

距離ができることもある。

すると、

「まだ自分のやり方が悪いのかな」

となる。

でも、

自分の対応を変えたことと、

相手が望む反応をすることは、

同じではありません。

人間関係には、相手側の変数もある

自分の言い方。

自分の態度。

自分の選択。

そこは、

自分が扱える部分です。

でも、

相手がどう受け取るか。

相手が何を期待しているか。

相手が何を怖がっているか。

どう反応するか。

その関係を続けたいと思うか。

そこには、

相手側の条件があります。

自分が丁寧に話せば、

必ず理解してもらえる。

自分が優しくすれば、

必ず優しく返してもらえる。

自分が境界線を持てば、

相手も尊重してくれる。

そうとは限りません。

改善しているのに楽にならないと、「まだ足りない」になる

前より、

かなり変わった。

昔なら我慢していたことを、

言えるようになった。

無理なことを断ることも増えた。

感情に巻き込まれにくくなった。

でも、

また人間関係で問題が起きた。

すると、

「まだ変われていない」

と思うことがあります。

もっと自己理解が必要?

もっと自分軸?

もっと境界線?

もっと執着を手放す?

もっと相手を許す?

こうして、

また自分の改善項目が増えます。

「問題が起きた=自分の課題が残っている」ではない

人と関わっていれば、

意見が合わないことがあります。

断れば、

残念がられることもあります。

自分の希望を言えば、

相手の希望とぶつかることもある。

距離を取れば、

相手が不満を持つこともある。

つまり、

人間関係で何か問題が起きたからといって、

必ずしも、

「自分の未解決な課題が表面化した」

とは限りません。

ただ、

二人の希望が違った。

相手がそう反応した。

関係の条件が合わなかった。

そういうこともあります。

自分の対応が良くなっても、嫌な反応はゼロにならない

ここは、

かなり大きなところです。

伝え方を学ぶ。

境界線を持つ。

自分の気持ちを確認する。

これらは、

役立つことがあります。

でも、

それによって、

相手から嫌な反応をされなくなるとは限りません。

むしろ、

今まで相手に合わせていた人が、

断るようになれば、

相手が不満を持つこともあります。

今まで黙っていた人が、

意見を言えば、

ぶつかることもあります。

それは、

必ずしも、

「やり方が間違っていた」

という意味ではありません。

楽になることと、何も起きなくなることを同じにしていないか

「人間関係が楽になる」

というと、

嫌なことが起きなくなる。

揉めなくなる。

誰からも嫌われなくなる。

傷つかなくなる。

そんな状態を想像することがあります。

でも、

人と関わる以上、

反応は起きます。

合わない人もいる。

嫌なこともある。

落ち込むこともある。

楽になることは、

それらがゼロになることとは限りません。

何か起きたとき、全部を自分の修正課題にしなくなる。

それだけでも、

関わり方は変わります。

人間関係を良くする責任を、一人で持っていないか

関係が悪くなった。

何とかしなきゃ。

相手が不機嫌。

私が話した方がいいかな。

空気が悪い。

私が明るくしなきゃ。

相手が怒っている。

もっと分かりやすく説明しよう。

こうして、

関係の状態そのものを、

自分の仕事にすることがあります。

でも、

関係は、

二人以上で作られます。

一人がどれだけ調整しても、

もう一人がどう関わるかは残ります。

相手との関係を続けることまで、自分の努力にしなくてもいい

人間関係を改善するというと、

関係をうまく続けることが前提になりやすいです。

でも、

すべての関係を、

良好に維持しなければならないとは限りません。

距離を取る。

関わる量を減らす。

仕事上必要なやり取りだけにする。

関係を終える。

そういう選択もあります。

自分を変え続けて、

何とかその関係を成立させることだけが、

唯一の道ではありません。

「私が変わればいい」は扱いやすい

相手は変えられない。

だから、

自分を変える。

よく言われることです。

自分にできることを見るという意味では、

使える考え方です。

でも、

それが、

「問題があるなら、とにかく自分を変える」

になると、

少し違います。

相手の行動に問題があっても、

自分が受け取り方を変える。

無理な要求でも、

自分が境界線を上手に引けるようになる。

傷つくことを言われても、

自分が反応しないようになる。

こうして、

すべてが自分のトレーニングになります。

「自分を変えられる」と「自分を変える必要がある」は違う

自分には、

変えられるところがあります。

でも、

変えられるからといって、

必ず変える必要があるわけではありません。

もっと上手に説明することもできる。

でも、

相手が話を聞く気がないなら、

説明を増やすことだけが答えではない。

もっと我慢することもできる。

でも、

我慢し続ける必要があるとは限らない。

もっと理解することもできる。

でも、

相手を理解したうえで、

距離を取ることもできます。

同じような人間関係を繰り返しても、「まだ自分が治っていない」とは限らない

似たような相手に疲れた。

また断れなかった。

また顔色を見た。

すると、

「全然変わってない」

と思うことがあります。

でも、

同じ反応が出たからといって、

何も変わっていないとは限りません。

以前は、

相手に合わせるしかないと思っていた。

今は、

「合わせようとしている」と気づく。

以前は、

全部自分が悪いと思っていた。

今は、

相手側のことも考えられる。

以前は、

何ヶ月も我慢した。

今は、

少し早く距離を取れる。

同じような反応があっても、

その後の選択は変わることがあります。

人間関係を学ぶほど、自分への採点が増えることもある

自己理解。

境界線。

自分軸。

アサーション。

コミュニケーション。

いろいろ学ぶと、

できることが増えます。

でも、

その知識が、

「私はちゃんとできている?」

を測る基準になることもあります。

また顔色を見た。

境界線ができてない。

断れなかった。

自分軸がない。

イライラした。

まだ未熟。

すると、

人間関係で悩んだうえに、

学んだ知識で、

さらに自分を評価します。

相手を理解できたからといって、合わせる必要はない

「この人は不安だから、こういう言い方をするんだろう」

「この人にも事情がある」

そう理解できることがあります。

理解すると、

相手を責める必要が減ることもあります。

でも、

理解することと、

その行動を受け入れることは別です。

事情が分かっても、

嫌なものは嫌でいい。

理由が分かっても、

距離を取ることはできます。

人間関係には「正解」がないこともある

どう言えば、

絶対に嫌われない?

どう断れば、

相手が不機嫌にならない?

どう伝えれば、

必ず分かってもらえる?

そんな正解を探したくなることがあります。

でも、

相手が変われば、

反応も変わります。

同じ相手でも、

状況によって変わります。

だから、

すべての人に通用する正解を、

自分の中に作ることは難しい。

それなのに、

「正解があるはず」

と思うと、

うまくいかないたび、

自分の方法を修正することになります。

ここまで読んで、

「私は人間関係を良くするために、ずっと自分だけを直してきたのかもしれない」

と思った方は、無料講座0時間目から見てみてください。

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相手を悪者にするためでも、自分を変えるのをやめるためでもなく、問題が起きたとき何が自分の修正課題になっているのかを見るための入口です。

「私は何を直せばいい?」以外の問いもある

人間関係で問題が起きたとき、

いつも、

「私の何を直せばいい?」

と考えていた。

なら、

別の問いも置けます。

今回、

実際に何が起きた?

私は何をした?

相手は何をした?

お互いの希望は何だった?

自分が変えられるところは?

相手にしか決められないところは?

そもそも、

この関係を続けたい?

こうすると、

自分だけが修正対象ではなくなります。

「自分にできることをする」で止めることもできる

自分の言い方を変えた。

必要なことを伝えた。

断った。

謝った。

説明した。

そこまでやった。

そのあと、

相手がどう反応するかは、

相手側に残ります。

不機嫌になる。

納得する。

怒る。

距離を取る。

理解する。

それは、

自分が完全に決められることではありません。

だから、

「相手が良い反応をするまで自分を改善する」

ではなく、

自分にできることをしたところで、一度止める

こともできます。

「もっと上手くやれば」は、ほぼいつでも作れる

人間関係では、

あとから、

別の言い方を考えることができます。

もっと優しく。

もっとはっきり。

もっと早く。

もっと丁寧に。

もっと距離を取って。

考えれば、

いくらでも改善案が出ます。

だから、

「もっと上手くできたか」を基準にすると、

ほとんどいつでも、

自分に修正点があります。

でも、

改善案があることと、

今回の人間関係の苦しさが、

自分の未熟さから生まれたことは、

同じではありません。

楽にならない理由を、また自分の欠点にしなくていい

人間関係を学んだ。

改善した。

でも、

まだ疲れる。

すると、

「まだ何か私に問題がある」

と思う。

でも、

そもそも、

人間関係が楽になる条件を、

「私が十分変わること」

だけに置いていたら、

相手側の条件は、

ずっと見えにくいままです。

相手も関わっている。

環境も関わっている。

役割もある。

選べない関係もある。

距離を取れる関係もある。

そこまで含めて見た方が、

現実に近くなります。

今日見るなら、「今回、誰の何を変えようとしている?」

人間関係で、

また自分を直そうとしているとき。

一つだけ、

こう見てみてください。

「今回、私は誰の何を変えようとしている?」

自分の言い方?

自分の行動?

相手の機嫌?

相手からの評価?

相手の自分への態度?

二人の関係そのもの?

自分に扱える部分と、

自分だけでは決められない部分を、

一度分けます。

改善しているのに人間関係が楽にならないなら

伝え方を学んだ。

考え方も変えた。

相手に合わせすぎないようにもした。

自分を責めないようにもしてきた。

それでも、

人間関係で疲れる。

そんなとき、

さらに新しい改善法を探す前に、

一度、

今までの前提を見てみます。

問題が起きる。

↓

自分のどこかを直す。

↓

相手や関係が良くなることを期待する。

↓

また問題が起きる。

↓

まだ自分に改善点があると思う。

↓

また自分を直す。

もし、

この流れになっていたら、

自分を変えることだけが、

人間関係の改善ではありません。

そとがわメソッドでは、

人間関係で何か起きたとき、

なぜその出来事が「また自分を直さなければならない」に変わるのか

を見ていきます。

そして、

自分に扱える部分と、

相手や環境に残る部分を分けます。

無料講座0時間目「分かっているのに、やめられない理由」では、

頭では「相手の問題もある」と分かっていても、

実際の場面になると、

また自分を修正し始めるとき、

その間で何が起きているのかを見ていきます。

→ 無料講座0時間目

もっと良い人間関係の正解を増やすためではなく、関係の中で何を自分一人の仕事にしているのかを見るための入口としてご覧ください。


よくある質問

自分を変えないと、人間関係は変わらないのでは?

自分の行動を変えることで、関係に影響することはあります。

ただ、自分を変えたからといって、相手の反応や関係の結果まで必ず変わるわけではありません。

自分にできることと、相手に残ることを分けます。

相手のせいにするということですか?

違います。

「全部自分のせい」から「全部相手のせい」へ移す話ではありません。

自分・相手・環境など、実際に関わっている変数を分けます。

同じような人間関係を繰り返すなら、自分にも原因があるのでは?

自分側に繰り返しているパターンがある可能性はあります。

ただ、それだけで「自分が原因」とは決まりません。

同じ反応がなぜその場で必要になっているのかを見たうえで、選べる行動を増やしていきます。

人間関係を楽にするには、何をすればいいですか?

一つの正解を増やすより、まず「この関係で何を自分の仕事にしているのか」を確認します。

自分にできることと、自分だけでは決められないことが分かると、次に選ぶ行動も変わります。


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相手の表情や声、機嫌を確認しながら、自分の行動を調整し続けている場合はこちら。

もう少し、自分の中で起きていることを見てみたい方へ

言い方を変えた。
相手の話も聞くようにした。
距離感も考えた。
感情的にならないようにもした。

自分なりに、ずっと改善してきた。

それでも、

人間関係で何か起きるたびに、

「次は何を直せばいい?」
「まだ私に足りないところがある?」

と、また自分の修正点を探してしまうことがあります。

そんなときは、

さらに自分を変える前に、

今回の問題のうち、本当に自分が扱える部分はどこなのか

を分けて見てみることもできます。

そとがわメソッドの無料講座では、

実際に起きた出来事。
そこについた意味や予測。
反応。
そのあとに選んだ行動。

そして、

なぜ「自分を変えること」が必要になっているのか

を順番に見ていきます。

自分を変えることが悪いわけではありません。

でも、

人間関係で起きたことすべてを、自分の改善課題にする必要があるとは限りません。

今まで学んできたことを捨てずに、
自分と相手と出来事を、一枚の地図で見てみませんか。

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この記事を書いた人

そとがわメソッド開発者。心理学・自己啓発・潜在意識などを学んでも自己否定が終わらなかった自身の経験から、「自分を変える前に、何が起きているのかを見る」そとがわメソッドを開発。著書『自分を否定しない練習』。
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