職場で注意されると一日中引きずる|なぜ注意が終わっても苦しさが続く?

職場で、

少し注意された。

「ここ、次から気をつけてね」

「このやり方じゃなくて、こっちでお願い」

言われた内容は分かった。

直すところも分かった。

相手はもう、

普通に仕事へ戻っている。

それなのに、

自分だけが戻れない。

さっきの言葉を、

何度も思い出す。

「怒ってたかな」

「仕事できないと思われた?」

「また失敗したらどうしよう」

「ほかにも何か思われてる?」

仕事をしながらも気になる。

相手の声が聞こえると、

また緊張する。

帰るころになっても、

まだ気持ちが重い。

そして今度は、

「こんなことで一日引きずる自分も嫌だ」

と思う。

でも、

ここで一度見てみたいことがあります。

注意された出来事が終わったことと、
自分の中でその出来事が終わっていることは、同じではありません。

目次

注意の内容は数分でも、そのあとまで続くものがある

たとえば、

上司から、

「この数字、間違ってるから直しておいて」

と言われた。

出来事としては、

数字の間違いを指摘された。

直した。

ここまでなら、

数分で終わります。

でも、

自分の中では、

そこから別のものが続くことがあります。

「仕事ができないと思われたかもしれない」

「評価が下がったかもしれない」

「次も失敗したら、もっと怒られる」

「この人から嫌われたかもしれない」

「ほかの人にも言われるかもしれない」

すると、

数字はもう直っているのに、

反応は終わりません。

なぜなら、

頭の中では、

別の問題がまだ続いていることになっているからです。

「注意された」が、その場だけの話で終わらないことがある

注意された内容は、

一つの仕事についてのことだった。

でも、

それが、

これからの評価。

職場での立場。

相手との関係。

自分の能力。

次の失敗。

まで広がることがあります。

たとえば、

「報告が遅かったよ」

と言われた。

そこから、

「仕事ができないと思われた」

「信用がなくなった」

「また何か言われる」

「この職場でやっていけないかもしれない」

まで進む。

すると、

注意は一回でも、

頭の中では、

これから先の問題になっています。

だから、

「もう終わったことだから気にしない」

と言っても、

簡単には終わりません。

相手が普通に戻っても、自分はまだ確認している

注意した側は、

すぐ次の仕事に移ることがあります。

でも、

注意された側は、

その後の相手を確認し続けることがあります。

まだ怒ってる?

声のトーンは?

私への態度は変わった?

ほかの人には普通に話してる?

自分にだけ冷たくない?

これは、

単に注意の内容を思い出しているだけではありません。

「あの注意によって、関係がどうなったのか」を確認している

ことがあります。

相手が笑った。

少し安心する。

返事が冷たかった。

「やっぱり怒ってる」

また不安になる。

こうなると、

注意された瞬間ではなく、

その後の一日全部が、

答え合わせになります。

引きずる時間が長いからといって、注意に弱いとは限らない

一日中気になると、

「打たれ弱い」

「メンタルが弱い」

「気にしすぎ」

と思うことがあります。

でも、

時間の長さだけでは、

何が起きているのかは分かりません。

注意されたことが、

「一箇所直せばいい話」

になっている人なら、

比較的早く終わるかもしれません。

でも、

「評価を失うかもしれない」

「関係が悪くなったかもしれない」

「また同じことが起きるかもしれない」

という話になっていたら、

確認するものが増えます。

終わっていない問題が増えれば、

反応も長くなります。

仕事に集中できなくなるのにも理由がある

注意されたあと、

仕事へ戻ろうとしても、

集中できない。

またミスする。

すると、

「注意されたくらいで集中できなくなるなんて」

と、

さらに自分を責めることがあります。

でも、

自分の中で、

「また何か起きるかもしれない」

が続いていたら、

周囲を確認したくなることがあります。

上司はどこにいる?

何か言われそう?

今のやり方で合ってる?

ほかに忘れてない?

また怒られない?

意識が、

目の前の仕事だけではなく、

次の問題を探す方にも向きます。

その状態で、

普段と同じように集中できないことはあります。

「もう気にしないようにしよう」が難しいとき

注意されたあと、

切り替えよう。

忘れよう。

気にしないようにしよう。

そう考えることがあります。

それで戻れることもあります。

でも、

何度やっても戻れないなら、

気にしている内容を一度見た方が分かりやすいことがあります。

本当に気にしているのは、

注意された言葉でしょうか。

それとも、

その言葉によって、

これから何が起きると思ったのでしょうか。

「注意された」

だけなら、

もう終わっています。

でも、

「評価が下がった」

「関係が悪くなった」

「次にまた失敗する」

が未確認なら、

自分の中では、

まだ結果が出ていません。

一日中、頭の中で「原因探し」を続けることもある

注意されたあと、

こんなことを考え続けることがあります。

何が悪かった?

あのときどうすればよかった?

もっと早く気づけなかった?

ほかにも直すところがある?

前にも似たことをした?

相手はいつから不満だった?

原因を見つけようとする。

それによって、

次の失敗を防ごうとしているのかもしれません。

だから、

ただ落ち込んでいるのではなく、

頭の中ではずっと、

「次に問題が起きない答え」を探している

ことがあります。

答えが見つからなければ、

考えることも終わりにくくなります。

注意された内容と、相手の言い方は分けられる

職場では、

内容として必要な指摘でも、

言い方がきついことがあります。

「ここ違うよ」

で済む内容を、

強い口調で言う。

嫌味を入れる。

人前で言う。

何度も責める。

そんなこともあります。

このとき、

「注意された内容が正しいなら、自分が気にしすぎなのかな」

と全部まとめなくても構いません。

業務上、

直す必要があった。

そして、

言われ方は嫌だった。

この二つは、

同時に成立します。

内容を修正することと、

相手の言い方まで当然として受け入れることは、

同じではありません。

注意されたからといって、すべてが自分の問題とも限らない

自分にミスがあった。

それは直す。

でも、

職場にはほかの条件もあります。

説明が曖昧だった。

人によって指示が違う。

仕事量が多すぎる。

初めての業務だった。

必要な情報を渡されていなかった。

相手の機嫌が悪かった。

自分のミスが一部にあったとしても、

その場で起きたこと全部が、

自分一人から生まれたとは限りません。

「注意された」

から、

「私がもっと直らないと」

へ一気に進む前に、

その場に何があったかを分けます。

ここまで読んで、

「私は注意された内容より、そのあと何が起きるかをずっと確認していたのかもしれない」

と思った方は、無料講座0時間目から見てみてください。

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気にしない人になるためではなく、注意が終わったあとも何が続いているのかを見るための入口です。

一度の注意が「今日一日の評価」になることがある

午前中に、

一つ注意された。

すると、

そのあと仕事がうまくできても、

気持ちは戻らない。

一日全体が、

「今日はダメだった日」

になる。

でも、

実際には、

午前中に一つ指摘があった。

そのあと、

普通にできた仕事もある。

対応できたこともある。

なのに、

一回の注意が、

その日全体の評価になることがあります。

さらに、

「今日はダメだった」

が、

「私は仕事ができない」

まで広がることもある。

ここまで広がれば、

一つの指摘が一日中残るのも不思議ではありません。

「反省している」のと「まだ危険を確認している」のは違う

注意されたあと、

何度も思い出していると、

「ちゃんと反省しているだけ」

と思うことがあります。

もちろん、

振り返りが必要なこともあります。

でも、

改善点はもう分かっている。

次にやることも決まっている。

それでも、

まだ何度も思い出す。

その場合は、

仕事上の反省とは別のものが残っている可能性があります。

まだ嫌われていないか。

まだ怒っていないか。

評価は大丈夫か。

次は大丈夫か。

つまり、

改善方法を考えているというより、安全かどうかを確認し続けている

ことがあります。

「次からこうする」が決まっても、気持ちが戻らないことはある

注意された。

原因が分かった。

次回どうするかも決まった。

それなのに、

まだ落ち込む。

すると、

「じゃあ何でまだ気になるの?」

となります。

でも、

業務上の問題が解決したことと、

自分の中で意味づけられた問題が解決したことは、

同じではありません。

「次回確認する」

は決まった。

でも、

「評価を失った?」

はまだ残っている。

「関係が悪くなった?」

もまだ残っている。

その状態なら、

対策が決まっても、

反応が続くことがあります。

周りの人が平気そうでも、自分の反応を採点しなくていい

同じように注意されても、

すぐ普通に戻る人もいます。

すると、

「あの人は平気なのに」

「私は気にしすぎ」

と思う。

でも、

同じ言葉でも、

その人にとって何を意味するかは違います。

一人にとっては、

「ここを直せばいい」

で終わる。

別の人にとっては、

「評価が下がった」

「嫌われた」

「次も失敗したら危ない」

までつながる。

反応の強さだけを比べても、

その違いは分かりません。

注意されたあとに、自分への注意まで追加していないか

最初に起きたのは、

職場での注意です。

そこから、

落ち込んだ。

不安になった。

そして、

「こんなことで落ち込むな」

「早く切り替えなきゃ」

「社会人なんだから」

と、

今度は自分で自分を注意する。

最初は、

一つの指摘だった。

でも、

あとから、

自分への指摘が追加されています。

注意された。

↓

落ち込んだ。

↓

落ち込んだ自分を責めた。

↓

もっと苦しくなった。

この二つ目まで分けると、

少なくとも、

「注意された苦しさ」と、

「引きずる自分はダメという苦しさ」を、

一つにしなくて済みます。

同じ注意を思い出しても、全部「振り出し」ではない

午後になって、

また思い出した。

帰宅して、

また気になった。

すると、

「全然切り替えられてない」

と思うことがあります。

でも、

思い出したことと、

朝とまったく同じ状態に戻ったことは同じではありません。

朝は、

「もう信用を失った」と思っていた。

午後には、

「信用を失った気がして不安なんだ」

と見えている。

それだけでも、

同じではありません。

反応がもう一度出たことだけで、

一日の中の変化までゼロにしなくて構いません。

今日見るなら、「注意されたあと、何がまだ終わっていない?」

次に、

職場で注意されたあと、

ずっと気になっていることがあったら、

無理に切り替える前に、

一つだけ見てみてください。

「注意されたあと、私の中では何がまだ終わっていないことになっている?」

修正する仕事?

相手の怒り?

自分への評価?

この職場での立場?

次に失敗する可能性?

相手との関係?

それとも、

まだ何が気になるのか分からない?

正解を出す必要はありません。

ただ、

「一日中引きずっている」

という一つの状態から、

何を確認し続けているのかを分けます。

職場で注意されると一日中引きずるなら、切り替え方を増やす前に

注意された。

内容は分かった。

修正もした。

なのに、

ずっと頭から離れない。

そんなとき、

「もっと気にしないようにしよう」

「切り替えが上手にならなきゃ」

と、

自分を直す前に、

見ることがあります。

実際には、

何を言われたのか。

それを、

自分は何だと受け取ったのか。

そのあと、

何が起きると思ったのか。

何を確認し続けているのか。

そして、

そんな自分に、

さらに何と言っているのか。

そこを分ける。

そとがわメソッドでは、

「引きずらない人になる」ことを先に目指すのではなく、

なぜ注意が終わったあとも、自分の中ではまだ終わっていないのか

を実際の出来事から見ていきます。

無料講座0時間目「分かっているのに、やめられない理由」では、

頭では「もう終わった」と分かっていても、

同じ反応が続くとき、

その間に何が起きているのかを順番に見ていきます。

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無理に前向きになるためではなく、自分の中で何がまだ続いているのかを見るための入口としてご覧ください。


よくある質問

注意されたことを引きずるのは、メンタルが弱いからですか?

それだけでは分かりません。

注意が「一箇所直せばいい話」で終わらず、評価や関係、次の失敗などまで意味が広がっていれば、注意そのものが終わっても反応が続くことがあります。

反省しないと、また同じミスをしませんか?

必要な振り返りはできます。

何が起きたのか、次回何を変えるのかが具体的なら、改善に使えます。

ただ、改善点が決まったあとも何度も思い出しているなら、反省とは別のものが続いていないかを見ることができます。

相手に本当に悪く思われている可能性もありますよね?

あります。

この記事は「絶対に悪く思われていない」と考えるためのものではありません。

確認できていることと、自分が予測していることを分けます。

どうすれば早く切り替えられますか?

切り替えようとすることが役立つ場合もあります。

ただ、何度切り替えようとしても戻るなら、「何をまだ確認しようとしているのか」を先に見た方が分かりやすい場合があります。


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もう少し、自分の中で起きていることを見てみたい方へ

注意された。

内容は分かった。
修正もした。

相手はもう、普通に仕事へ戻っている。

それなのに、

自分だけが何度も思い出して、
一日中引きずってしまう。

そんなときは、

「早く切り替えなきゃ」とする前に、

注意されたあと、自分の中では何がまだ終わっていないことになっているのか

を見てみることもできます。

相手の怒りなのか。
自分への評価なのか。
この職場での立場なのか。
次にまた失敗する可能性なのか。
相手との関係なのか。

そとがわメソッドの無料講座では、

実際に起きた出来事。
そこについた意味や予測。
反応。
その反応に対してさらに起きること。

そして、

なぜ、その反応がまだ続いているのか

を順番に分けて見ていきます。

無理に前向きになるためでも、
「気にしない人」になるためでもありません。

注意そのものは終わったのに、なぜ自分の中ではまだ続いているのかを見てみませんか。

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この記事を書いた人

そとがわメソッド開発者。心理学・自己啓発・潜在意識などを学んでも自己否定が終わらなかった自身の経験から、「自分を変える前に、何が起きているのかを見る」そとがわメソッドを開発。著書『自分を否定しない練習』。
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