いろいろ試したけど変わらないのはなぜ?方法を増やしても同じところに戻る理由

目次

いろいろ試したけど変わらないのはなぜ?

心理学を学んだ。

自己啓発も読んだ。

潜在意識についても調べた。

内観もした。

ノートも書いた。

考え方も変えようとした。

自分を大切にしようともした。

できることは、

かなりやってきた。

そのたびに、

「今度こそ変われるかもしれない」

と思った。

実際に、

少し楽になったこともある。

新しい気づきがあったこともある。

前よりできるようになったこともある。

それでも、

何かが起きると、

また同じところへ戻る。

人の顔色を気にする。

断れない。

不安になる。

考えすぎる。

自分を責める。

すると、

だんだん、

「じゃあ次は何をやればいいの?」

となってきます。

もっと深く学ぶ?

別の方法を試す?

もっと自分と向き合う?

まだ知らない何かがある?

でも、

いろいろ試してきた人ほど、

一度ここで、

「次は何を試すか」から離れてみる余地があります。

方法が足りないのではなく、

方法を選ぶ前に、

まだ見ていないものがあるかもしれないからです。

いろいろ試してきたということは、すでにかなり知っている

何も知らないわけではありません。

感情について知っている。

思考についても知っている。

境界線。

自己肯定感。

自分軸。

思い込み。

潜在意識。

過去との関係。

人との距離。

自分なりに、

かなり考えてきた。

だから、

同じ悩みが出てくるたびに、

また知識を一つ増やせば終わる、

とは限りません。

すでに、

いくつもの方法を知っている。

それでも、

特定の場面では同じことが起きる。

だとしたら、

見るべきなのは、

「まだ知らない方法は何か」だけではない

ということです。

方法には、それぞれ見ている場所がある

一口に、

「自分を変える方法」

といっても、

扱っているものは同じではありません。

考え方を見るもの。

感情を見るもの。

行動を変えるもの。

習慣を作るもの。

身体を整えるもの。

過去を振り返るもの。

人との関わり方を変えるもの。

環境を変えるもの。

それぞれ、

役立つ場面があります。

だから、

これまでやってきたことが、

全部無駄だったわけではありません。

実際に、

以前より楽になった部分もあるかもしれない。

以前より、

自分を理解できるようになったこともある。

ただ、

今繰り返している問題が、どこで成立しているのか

と、

試している方法が扱う場所が、

合っていないことがあります。

「効かなかった方法」を増やす前に、何が残っているかを見る

たとえば、

人の顔色を気にすることに困っているとします。

「自分軸を持とう」

と学んだ。

「自己肯定感を高めよう」

とも学んだ。

「相手との境界線を持とう」

とも考えた。

「思い込みを書き換えよう」

ともした。

それぞれ、

違う考え方です。

でも、

自分の中では、

全部、

「どうすれば人の顔色を気にしなくなるか」

のために使っていることがあります。

すると、

方法だけが変わって、

問いはずっと同じです。

「この反応をどうやってなくす?」

そこで、

一度、

問いを変えることができます。

「そもそも、私はなぜこの人の顔色を確認する必要があるんだろう?」

ここで初めて、

方法ではなく、

今起きていることを見ることになります。

「どう直す?」を繰り返しても、同じところへ戻ることがある

断れない。

だから、

断れる方法を探す。

考えすぎる。

だから、

考えない方法を探す。

自分を責める。

だから、

自己否定を減らす方法を探す。

人に合わせる。

だから、

自分軸になる方法を探す。

これは、

困っていることに対して、

自然な動きです。

でも、

何度やっても戻るなら、

表に出ている行動を変えることだけでは足りない場合があります。

たとえば、

断る言い方を覚えても、

その場で、

「この人に断ったら評価が下がる」

と思っていれば、

また断れないことがあります。

考えない方法を知っていても、

「考えておかないと失敗する」

となっていれば、

また考えます。

方法を知らないわけではない。

その方法を使わない方が、

その場では自然になる条件が残っています。

一時的に楽になったなら、「何も変わらなかった」わけではない

いろいろ試してきた人ほど、

最後に、

「結局何も変わらなかった」

と思うことがあります。

でも、

本当に何も変わっていないとは限りません。

以前より、

自分の気持ちが分かる。

嫌なことに早く気づける。

反応している途中で、

「あ、またやってる」

と見える。

相手と自分を少し分けられるようになった。

言葉にできるようになった。

以前より、

自分を責める時間が短くなった。

変化した部分はある。

ただ、

今いちばん困っているところが残っている。

そのため、

全部ダメだったように感じることがあります。

これまでの方法を、

「成功か失敗か」

だけで判定しなくても構いません。

それでも残っているものには、別の見方が必要かもしれない

ある方法を試して、

一部は変わった。

でも、

同じ場面になると戻る。

そこには、

その方法ではまだ扱っていなかったものがあるかもしれません。

たとえば、

「嫌なら断っていい」

までは分かった。

でも、

自分にとって、

断ることが何を意味するのかは見ていない。

「相手の機嫌は相手の問題」

までは分かった。

でも、

なぜ相手の機嫌が悪いと、

自分まで対応する必要が出るのかは見ていない。

「自分を責めなくていい」

までは分かった。

でも、

なぜ自分を原因にすると、

その場では話がまとまりやすいのかは見ていない。

こうしたところに、

まだ見る余地があります。

「もっと深い方法」を探し続けると、方法探しそのものが終わらなくなる

何かを試した。

少し良くなった。

でも、

また戻った。

すると、

「もっと深い原因があるのかも」

と思う。

別の方法を探す。

さらに学ぶ。

もっと深く内観する。

もっと過去を見る。

もっと書き換える。

また少し変わる。

でも、

また反応が出る。

すると、

「まだ何かある」

となる。

こうして、

反応が出るたびに、

「次の方法が必要な証拠」

になっていくことがあります。

これでは、

どれだけ学んでも、

終わりがありません。

方法探しが、最後には自分責めになることがある

最初は、

「どの方法が合うんだろう」

と思っていただけだった。

でも、

いろいろ試しても同じことが起きると、

少しずつ、

「方法」の問題から、

「自分」の問題へ変わることがあります。

この方法もダメだった。

あの方法も続かなかった。

他の人は変わっている。

自分だけ変われない。

もっと真面目にやればよかった?

理解が浅かった?

やり方が悪かった?

すると最後には、

「こんなにやっても変われない自分」

を責め始める。

でも、

方法が合わなかったことと、

自分がおかしいことは、

同じではありません。

そもそも、

見ている場所が違っていただけかもしれません。

「この方法が正しいか」より、「今どこで問題が起きているか」

方法を先に選ぶと、

その方法の見方に、

自分を当てはめることがあります。

これは思い込み?

これは承認欲求?

これはトラウマ?

これは自信不足?

これは潜在意識?

でも、

先に、

実際の場面を見ることもできます。

何が起きたのか。

自分は何だと受け取ったのか。

そのあと、

何が起きると思ったのか。

どんな反応が出たのか。

何をしたのか。

現実には、

相手や環境にどんな条件があったのか。

そこまで見たあとなら、

必要な方法も変わります。

考え方を扱った方がいいのか。

環境を変える方がいいのか。

相手との距離を変えた方がいいのか。

身体を休めた方がいいのか。

具体的なスキルを学べばいいのか。

何もしなくていいのか。

方法を選ぶのは、そのあとでも遅くありません。

一つの方法ですべてを解決する必要もない

そとがわメソッドも、

あらゆる問題を一つの方法で解決するものではありません。

現実に、

知識が足りないなら学べばいい。

技術が足りないなら練習すればいい。

身体が疲れているなら休む。

環境が危険なら、

距離や環境を考える。

医療や専門支援が必要なこともあります。

大切なのは、

何でも、

「自分の内面をもっと変えればいい」

へ戻さないことです。

まず、

今どこで何が起きているのかを見る。

そのうえで、

必要なものを使う。

そういう順番です。

「また同じ反応が出た」を、方法が失敗した証拠にしなくてもいい

新しい方法を試した。

それでも、

また不安になった。

また断れなかった。

また人の顔色を見た。

すると、

「やっぱり効かなかった」

となることがあります。

でも、

同じ反応が出たことだけでは、

全部元通りとは限りません。

以前は、

相手に合わせるしかなかった。

今回は、

合わせていることに気づいた。

以前は、

「自分が悪い」

だけだった。

今回は、

「相手側の条件もある」

と分けられた。

以前は、

反応した自分をさらに責めていた。

今回は、

「またこの条件で反応しているな」

と見えた。

反応が出なくなることだけが、

変化ではありません。

同じ悩みでも、毎回同じ理由とは限らない

「断れない」

という一つの悩みでも、

友人には断れる。

上司には断れない。

ある頼みは断れる。

別の頼みは断れない。

そこには、

違う条件があります。

「人の顔色を気にする」でも、

誰に対してもではないことがあります。

つまり、

問題は、

「私は断れない人だから」

「私は人の目を気にする人だから」

という一つの性格だけではありません。

どんな条件で、その反応が必要になるのか。

そこを見ることで、

「同じ悩み」に見えていたものを、

もう少し具体的に扱えるようになります。

今日見るなら、「次は何を試す?」を一度止める

また同じ反応が出たとき、

いつものように、

「次は何をしたらいい?」

と考える前に、

一つだけ見てみてください。

「今まで試してきた方法で、それでも残っているものは何だろう?」

方法を知らない?

それとも、

方法は知っているけれど、

その場では使えない?

特定の相手だけ?

特定の状況だけ?

現実的な問題がある?

同じ行動をすることで、

何かが起きずに済んでいる?

答えをすぐに決める必要はありません。

まず、

新しい方法を探す前に、

何が残っているのかを見る。

そこが入口です。

いろいろ試したけど変わらないなら、次に増やすのは方法とは限らない

心理学も学んだ。

自己啓発も試した。

潜在意識も見た。

内観もした。

考え方も変えた。

自分なりに、

かなりやってきた。

それでも、

同じところへ戻る。

そんなとき、

「まだ足りない」

と次の方法を増やす前に、

一度、

方法探しから離れてみることができます。

今、

実際には何が起きているのか。

どんな条件で、

同じ反応が出るのか。

なぜその場では、

今までの行動が選ばれやすいのか。

現実には、

どんな要素が関わっているのか。

そこが見えれば、

次に本当に必要なものが、

少し選びやすくなります。

そとがわメソッドでは、

「これをやれば全部変わる」

という新しい正解を増やすのではなく、

まず、

自分の中で何が起きているのかを分けて見ます。

そのうえで、

必要なら方法を使う。

必要なら行動を変える。

必要なら環境を変える。

変えなくていいものは、

変えない。

無料講座0時間目「分かっているのに、やめられない理由」では、

いろいろ試しても同じところへ戻るとき、

さらに方法を増やす前に、

何を見ると自分の仕組みが見えてくるのかを解説しています。

→ 無料講座0時間目

「まだ知らない正解」を増やすためではなく、今まで見ていなかったところを見るための入口としてご覧ください。


よくある質問

これまで試してきた方法は意味がなかったのでしょうか?

そうとは限りません。

実際に楽になった部分や、

理解できるようになったこと、

できるようになったことがあるかもしれません。

一つの悩みが残っているからといって、

それまでの変化まで全部なくなるわけではありません。

もう新しい方法を試さない方がいいですか?

必要な方法があれば、

試して構いません。

ただ、

何度も方法を変えているのに同じところへ戻るなら、

次を探す前に、

今どこで問題が起きているのかを見る余地があります。

方法を増やすこと自体が悪いわけではありません。

自分に合う方法にまだ出会っていないだけでは?

そういう場合もあります。

ただ、

その可能性だけでなく、

方法はすでに知っているけれど、

特定の場面では別の条件が強く働いている場合もあります。

最初から、

「まだ最高の方法に出会っていない」

と決める必要はありません。

仕組みが分かれば、もう他の方法はいらなくなりますか?

そうとは限りません。

仕組みが見えた結果、

具体的なスキルが必要だと分かることもあります。

休息や環境調整が必要な場合もあります。

仕組みを見ることは、

他の方法を全部不要にするためではなく、

何が必要なのかを選びやすくするためのものです。


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心理学や自己理解を学んできたのに、現実では同じ苦しさへ戻ってしまう場合はこちら。

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知識や理解は増えたのに、現実の選択や人間関係があまり変わった感じがしない場合はこちら。

もう少し、自分の中で起きていることを見てみたい方へ

心理学。
自己啓発。
潜在意識。
内観。

いろいろ試してきた。

それぞれで気づいたこともある。
分かったこともある。

それでも、

現実で何か起きると、
また同じ反応や苦しさへ戻ってしまう。

そんなとき、

さらに新しい方法を探す前に、

今まで見てきたものを、一度ひとつの地図の上に並べてみる

という見方もできます。

そとがわメソッドの無料講座では、

出来事。
そこについた意味や予測。
反応。
その反応に対してさらに起きること。

そして、

なぜ、その反応が必要になっているのか

を順番に分けながら見ていきます。

今まで学んできたものを捨てる必要はありません。

それぞれが見ていたものを、一枚の地図で見てみませんか。

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この記事を書いた人

そとがわメソッド開発者。心理学・自己啓発・潜在意識などを学んでも自己否定が終わらなかった自身の経験から、「自分を変える前に、何が起きているのかを見る」そとがわメソッドを開発。著書『自分を否定しない練習』。
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