プロフィール
武末 有希子
そとがわメソッド開発者
私は、ずっと「なぜ同じことを繰り返すんだろう」と考えていたわけではありません。
心理学や自己啓発、潜在意識について学び、以前よりいろいろなことが分かるようになっていました。
考え方も変わった。
昔より成長している。
前とは違う。
それでも、放っておくと自分のことが嫌いでした。
「自分を好きになろう」
「自分を大切にしよう」
「自分には価値がある」
そう思おうとすれば、そう思うことはできる。
でも、意識してそう思っていないと、また元に戻る。
生きている意味も、
自分に価値があるのかも、
よく分からない。
私は、その状態が嫌でした。
お金を稼げれば、何かが変わると思っていた
自分に自信がないなら、
お金を稼げるようになれば変わるのかもしれない。
そう思って、ビジネスや成功についても学びました。
でも、そこで語られることは抽象的に感じるものも多く、
「これをやれば成功する」
と言われる方法が、自分には合わないこともありました。
「自己投資すれば、あとからお金は増えて戻ってくる」
という考えも信じて、
学ぶためにお金を使いました。
少しだけ収入が増えることはありました。
でも、長くは続かない。
結果として、
お金は減っていく。
そうすると、
「やっぱり自分が悪い」
「自分のやり方が間違っている」
「他の人にはできるのに、なぜ自分にはできないんだろう」
と考えるようになりました。
自分を変えるために学んでいるはずなのに、
自己嫌悪と自己否定だけが、
どんどん大きくなっていきました。
スピリチュアル、宗教、哲学へ
その後、
スピリチュアルな考え方にも触れるようになりました。
そこから、
もっと根本にあるものを知りたくなり、
宗教や哲学についても学ぶようになりました。
「本当の自分」
「意識」
「悟り」
「ワンネス」
「神」
いろいろな表現があります。
でも私は、
自分のさらに先に、
自分とは別の神のような存在がいて、
そこにつながる、
という説明がどうしてもよく分かりませんでした。
言葉として理解することはできても、
どこか自分の中ではつながらない。
そんな感覚がありました。
バラバラだったものが、少しずつつながっていった
一方で、
脳科学や心理学について得られる情報は、
以前よりずっと細かくなっていきました。
人はどう認識するのか。
なぜ反応するのか。
身体では何が起きているのか。
意識していないところでは、
どんな処理が行われているのか。
スピリチュアルの世界でも、
以前より多くの情報や、
細かな説明に触れられるようになりました。
それまで別々に見えていたものが、
少しずつつながるようになっていきました。
心理学。
脳科学。
自己啓発。
スピリチュアル。
宗教。
哲学。
どれか一つだけが答えだったわけではありません。
でも、
それぞれが違う角度から、
人に起きていることを見ているように感じるようになりました。
それでも、自己否定は消えなかった
いろいろなことを学んでも、
自己否定は消えませんでした。
私はずっと、
「まだ知識が足りないんだ」
と思っていました。
もっと知れば分かるはず。
まだ知らない考え方があるはず。
どこかに、
この状態が終わる答えがあるはず。
そう思って、
さらに探し続けました。
心理学。
自己啓発。
潜在意識。
スピリチュアル。
宗教。
哲学。
そのたびに、
新しい説明や考え方には出会いました。
でも、
私が本当に知りたかったことを、
そのまま教えてくれるものは、
なかなか見つかりませんでした。
伝えられていることが答えなのだとしたら、
なぜ私は、
それを知っても幸せだと感じられないのか。
なぜ、
自分には価値があると理解しても、
放っておくと自分を嫌いになるのか。
なぜ、
前より成長しているはずなのに、
まだ自分を変えなければならないと思うのか。
それが分かりませんでした。
だから私は、
「まだ何かが足りない」
と思って、
さらに知識を探し続けていました。
「何も変えなくてよかった」と分かった
それでも探究を続けていく中で、
あるとき、
それまで「本質」と呼ばれてきたものが、
自分の中でつながる感覚がありました。
そのときに、
一番大きかったのは、
「何かを変えなければいけなかったわけではなかった」
と分かったことです。
もっと自信をつけなければ。
もっと成長しなければ。
もっと稼げるようにならなければ。
もっと自分を好きにならなければ。
もっと前向きにならなければ。
ずっと、
今の自分には何かが足りないから、
何かを足したり、
直したり、
変えたりしなければならない
と思っていました。
でも、
変わらなければならない自分がいたというより、
「今のままでは足りない」
「このままではダメ」
と判断して、
自分を変えようとする仕組みが動いていただけだった。
そう見えるようになりました。
そして、
その仕組みがあることと、
私そのものに不足があることは、
同じではありませんでした。
何かを足して、
ようやく価値のある自分になる必要はなかった。
私には、
最初から何かが欠けていたわけではなかった。
ここが、
それまでの学びの見え方を大きく変えました。
そこから、今までの学びが全部つながった
その位置から、
今まで学んできたことを見直してみると、
それまでバラバラに見えていたものが、
一つの構造としてつながって見えるようになりました。
心理学が説明していたもの。
脳科学が扱っていたもの。
自己啓発が伝えていたもの。
スピリチュアルが語っていたもの。
宗教や哲学の中で、
覚者と呼ばれる人たちが表現していたもの。
それぞれが、
まったく同じことを言っているわけではありません。
でも、
「だから、あの人たちはああいう表現をしていたのか」
と分かる部分が増えていきました。
そして、
今まで学んできたものの位置関係が、
少しずつ見えるようになりました。
最初は、自分の問題が解決すればそれでよかった
この時点では、
誰かに教えようとは思っていませんでした。
自分の問題が解決した。
それで十分でした。
でも、
私の変化を見て、
「どうしたの?」
「教えてほしい」
と言ってくれる人が現れました。
そこで、
質問されたことに答えるようになりました。
何度答えても、また同じところに戻ってくる
しばらくすると、
あることに気づきました。
質問の内容は違って見える。
でも、
実際には、
同じことを違う角度から何度も聞かれていることが多かったのです。
そのたびに私は答える。
相手もその場では納得する。
でも、
別の出来事が起きると、
また似た質問に戻ってくる。
そこで、
「なぜ伝わらないんだろう?」
と考えるようになりました。
答えではなく、「なぜその答えになるのか」が必要だった
そこで気づいたのが、
私には、
その質問に対して、
なぜその答えになるのかが見えている。
でも、
相手には、
その答えが出てくるまでの見方が見えていない。
という違いでした。
つまり、
計算の答えだけを伝えていて、
計算方法を伝えていなかったようなものです。
答えだけ分かっても、
問題が変われば、
また分からなくなる。
でも、
どう見ればその答えにたどり着けるのかが分かれば、
別の問題にも使える。
そこで、
自分が何を見て、
どう分けて、
なぜその答えを返しているのかを、
一つずつ整理して伝えるようになりました。
それが、
そとがわメソッドの始まりです。
そとがわメソッドが渡したいのは、「正解」だけではありません
そとがわメソッドでは、
「断れないなら、断りましょう」
「不安なら、こう考えましょう」
「自分を責めるなら、自分を大切にしましょう」
という答えだけを渡すことを目的にしていません。
なぜ断れないのか。
なぜ不安になるのか。
なぜ自分を責めるのか。
その場で、
どんな意味がつき、
何を予測し、
どんな反応が起き、
何を守ろうとしているのか。
そこを自分で見られるようになることを大切にしています。
今の問題への答えを知るだけではなく、
次に別の問題が起きたときにも、
「今、自分には何が起きているんだろう」
と見られるようになる。
それが、
そとがわメソッドで伝えたいことです。
自分を変える前に、自分に何が起きているのかを知る
何かできないことがあるとき、
すぐに、
「考え方が悪い」
「意志が弱い」
「自己肯定感が低い」
「まだ成長できていない」
と自分を問題にしなくてもいい。
まず、
何が起きているのかを見る。
どんな意味がついているのか。
何を危険だと判断しているのか。
何を守ろうとしているのか。
身体では何が起きているのか。
現実にはどんな条件があるのか。
そこを分けて見ていく。
すると、
「自分が悪い」
だけでは見えなかったものが、
仕組みとして見えることがあります。
私が大切にしていること
私が目指しているのは、
「ポジティブな人になること」でも、
「ネガティブな反応がなくなること」でもありません。
何かが起きたとき、
すぐに、
「また自分が悪い」
へ戻らなくていい状態です。
自分を好きだと思い込ませ続けなくても、
自分の存在を否定しなくていい。
反応が起きたら、
なぜそうなるのかを見る。
現実に問題があるなら、
現実の問題として扱う。
必要な対応があればする。
その上で、
自分で選べる。
私は、
そのためにそとがわメソッドを作っています。
著書
『自分を否定しない練習』

武末 有希子 著
インプレス NextPublishing
「不足から始まるネガティブループを抜け出すシンプルな考え方」をテーマに、自分を否定する仕組みや反応についてまとめた書籍です。
著者紹介でも「そとがわメソッド」開発・講師として紹介されています。
このサイトについて
このサイトでは、
そとがわメソッドの理論と、
日常で起きる具体的な悩みを、
仕組みから見る視点で解説しています。
心理学や自己啓発、潜在意識について、
何も知らない人だけのためのサイトではありません。
いろいろ学んできた。
分かることも増えた。
以前とは違う自分にもなった。
それでも、
同じ苦しさや自分責めが残っている。
そんな人に、
「次は何を学べばいいんだろう」
ではなく、
「今まで見ていなかったところを見てみる」
という選択肢を届けたいと思っています。
はじめての方へ
そとがわメソッドを初めて知った方は、
まずこちらからご覧ください。

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